2019【今年もNAロードスターがアツい】取り付けとテスト。 | サスペンションマイスター「うえしまクリニック」

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みんカラから弾かれたのでこちらに引っ越しました。

サスペンションを触り続けて、いつの間にやらマイスターに。

コンプリートセットアップしてこそクルマは変わります。
それを伝えたくて趣味活動です。


さーて、前回のブログで色々書いたが。要点を絞り込むとこうなる。


【NAロードスターのクーリングファン性能は、そもそもエアコンレスの標準車が普通に走るだけに合わせてあるので、エアコン稼働で足りなくなるようだ。

だからファン増設して冷却能力を上げよう。】


「走行中には問題なく、渋滞や駐車時に問題が出る」のは、走行風が冷却をアシストしているからで、
渋滞や駐車時の状態こそが本来の車両の能力なんだ。


この結論に達するまでに随分と葛藤したんだよ。

「メーカーがまさかそんな貧弱なシステムを採用する筈が無い」
「きっと自分の車の調子が悪いからだ」
「エンジンチューンしてあるからじゃないのか?」
「レトロフィットなんて事をするからいけないんだろう」

自分の至らない所をメーカーに責任転嫁するなんて愚の骨頂。

だから何度も何度も手直しをして、「システムに不具合は無い」と、それなり自信が持てるようになるまで追い込んだんだ。

しかし、この結論となった。

恐らく、デビューした30年前とは、夏の暑さが酷くなってるって事も作用してるんだろう。

平成元年と言えばうえしまは高校2年生。

学校にエアコンなんて皆無だったし、日射病(当時はこう言った)で倒れる生徒なんて殆ど居なかった気がする。

つまり、NAロードスターのエアコンシステムは、もう現代についていけてないんだろう。

そこを、増設ファンにてアップデートチューニング。コレ。

(幸いな事に増設ファンで性能向上の場合は、むしろエアコンやエンジンの冷却システムの負荷が減るので、人にも機械にも優しくなるのだ。
余力が出来ればより仕事が出来るようになるし、かつ仕事がラクになる。)

さぁ、道具は揃った。やってみようファン増設。



まずはバンパーを取り外す。


ここの記述が丁寧でとても参考になる。



そしてプッシュファン設置。


ここの記述を参考にした。





そして、GENさん特製のハーネスキットを引き回し。
明確な指示があるので、それに従って配線するだけだ。メチャクチャ有り難い。

このハーネスキットはラジエターファン連動で増設ファンも回るように製作して貰ったので、

「室内への配線無し」
「作動させるのに特別の操作無し」

で、取り付いたらもう、そのことは忘れても良いような仕様になっている。

無理言って作って貰い、GENさんには本当に感謝。




動作テスト。純正ファンと同時に起動し停止する。
さり気なく何気無く、トリプルファン化。

ラジエターファン連動なので、水温センサーとサーモスタットが活きてれば冬場もオーバークールにはならない。

ただ単にファン稼働時間が減るだけだ。


バンパーを元通り取り付ければ作業完了。

コレでチューンドエアコンになっているハズ。


さぁテストだ。

エアコン全開でまずはゆるゆると街乗り。時刻は15時ごろ。気温は33度。

30km/h程度の速度なのに、まるで高速道路を走っているかのような冷たい風が!
(ちなみに今までは50km/hくらい出さないと冷たい風は出なかった)

続いて近くのコンビニ駐車場で、静止アイドリングでのエアコン全開チェック。

止まっていても、きっちり涼しい風が出る!しかし20分ほど駐車していると、ジワジワと水温は上がってしまった。
(恐らくコレはヨシムラ号の個体の問題。コンプレッサオイル入れ過ぎで抵抗大だからだろうと)

ヒート気味になったので、エアコンは止めておいておくと速攻で水温は元通り。
(トリプルファンで、エアコンオフでも冷却能力が上がっている)


その後浜名湖沿いをスイスイと流して走るとキンキンに冷たい風が出まくり、なんと【幌の後ろのガラス窓】まで曇ってしまった!

そのうち日が暮れて、気温が下がるともう冷蔵庫の中に居るかのような冷えた車内となって風邪を引きそうに。
我慢出来ずにエアコン風量を【1】にしてしまった。いまだかつてこんな事は無かった。


変わるとは思っていたが、まさかここまで大きく変わるとは。

ハッキリいって驚きのテスト結果だ。

【NAロードスターのクーリングファンは能力不足で、その為にエアコンの効きも水温管理も厳しいのではないか】

と仮説を立ててやってみたのだが、こんなに効くとなるとその仮説は正しかったとなるだろうし、
むしろ30年前にも充分な能力のシステムは与えられていたのだと確認出来た気もする。

これでまた、本来のロードスターとしての姿である筈の、
365日気軽に乗れるオープン2シータースポーツに戻せたような気がする。

しかも現代の酷暑に対応するようアップデート完了。

となれば、あと10年は戦えるかもしれない。



さぁ、エアコンの効きに悩んで色々アレコレやっているNAロードスターの同志達よ。

是非ともこれで、これからの酷暑を乗り切って貰いたい。



ファン自体はネット通販で、ハーネスは今のうちならGENさんが相談に乗ってくれるかもしれない。


GENさんのHPに行って、記載されてるメールアドレスから問い合わせしてみると良いと思う。

今回の結果にはとても満足しつつ、まだ残ったヨシムラ固有の問題点をコツコツと手直ししてこうと思う うえしまである。


もう、夏が怖くないぜ。今日からは【NAロードスターが涼しい!】だ。


おしまい。