好きなことを仕事にしたらいいよー。

 

 

なんて、いろいろな自己啓発・スピリチュアル・その他(その他ってなんじゃ?)

界隈で耳タコな言葉・フレーズですが、残念ながら”少なくとも私は”それは推奨してなくて。

 

いや、正確には好きなことは仕事にしてもいいのですが、

好きなことを正確に見極められているのなら・・・の話となるかと!

 

 

例を出します。

 

 

服がめっちゃ好きです!

洋服屋さんのお兄さんになりました。

めっちゃ服おススメします。

服愛語ります。

 

なぜなら服が好きだから。w

 

 

でもお客さんとしてみた場合、このタイプの店員さんが好きな方ってどれぐらいいるでしょう?

 

というか、皆さんが服買いに行く時ってどういう接客とかどういう触れ合いを期待するでしょう?

 

これは私と周囲の話なのですが、

実際にあった話なのでシェアします。

 

某服屋さん(東京です)に、ふらっと入って見させていただいていたんですね。

 

ただ、何かを探しにというか”新作とか見たいな”みたいな感じで入って端っこから順番に見ていってたんですね。

 

で、たまたまお客が店内に私しかいなくて、でも30秒おきに”イラッシャイマセー”をくりかえす

店員さん。

 

そして、私が隣に来ても(その人の背後に見たいものがあるのに)

ふくたたみながら一ミクロンもその場を離れない(うらにみたいものがあるのに!)

店員さん。

 

・・・

 

ちょっとそこ見ていいですか?

 

 

とか申し上げないと、動かない店員さん。

 

 

え、そこから服買いたいとか思います?

 

 

・・・

 

話を戻します。

 

 

洋服屋さんに行くニーズって人によって違うと思うのですね。

 

服を買うということは同じだとしても、

結婚式とかに参列するから礼服がいるのか、季節の新作を物色に行くのか、

デート用の服を買うのか・・・

 

とか。

 

カルチャーとか防寒、とかいろいろな服の役目はあるとしても、

 

着用、着るのは”人”。

 

その人に似合うか、それを着たらその人がどうなるのか。

 

第一印象がどう変わるのか、どういう風にスタイリッシュにurbanになるのか。

 

そういう”変身ストーリー”を買えるところだと思うのですね。

 

人は服屋さんに入り、”新しい自分になれる服、もっと素敵な自分になれる服を買いに行く”のだとしたら、

 

服はサブでメインは人!

 

となると思いません?

 

ということは

 

どれだけこれらの服が”その人にマッチするか”、”その人の男前度を上げるか”、”その人がもっと可愛く見えるのか”

 

そのプロデュースをするのが洋服屋さんの務めであり”サービス”では?

 

 

30秒おきのいらっしゃいませーはペッパーくんでもできる。

 

巷で言われるように、aiでもできちゃうわけですよ。

 

となると、

 

服屋さんにもとめられるのは”クライアントにキラキラの魔法をかけられる人”となると思います。

 

だから服好き・・・なだけでは務まらないのじゃないかな?とか思うのです。

 

純粋に服好きならクリエーションとか評論とかに回ったほうがいいのかもしれません。

 

個人的には店員さんには”服好き・・・でもそれ以上に人好き”な人がなったほうがいいように思います。

 

どれだけその人が素敵になるか、どれだけその人の魅力があふれでてくるか。

そういうストーリがあるのなら今の何倍も服にだせる!っていう人、多いように思うのです。

 

(少なくとも私はそう・・・多分!)

 

 

だから、好きなことを徹底的に深掘りすることって重要。

 

お菓子が好きだからパティシエ〜

とかじゃなくて、

 

お菓子が好きだけど”細かい仕事も全然苦もなく出来ます!”とか、細工が得意とかならそれはパティシエでもいいのかもしれないけれど、お菓子が好き〜だけなら、お菓子ブログを書きまくるとか、

評論系とか大食い選手権とかお菓子をきれいに撮るフォトグラファーとか、いろいろと”派生”があると思うのですね。

 

願望をしっかり深掘りして、なにをしたいのかを追求していく。

その際、自分にはなにがむいているというより、どうなりたいのか、とかをしっかり

見つめていく・・・・。

そうすると”今はまだない仕事”の先駆者となり、人生行路を明るく楽しく進んでいけるかもしれません。