みなさん、こんばんは。
衆議院議員うえにし小百合です。

今日は終日、法務委員会が開かれ、
審議が続いていました刑事訴訟法改正案の
委員会採決が行われました。

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前日4日夜から、与党と民主党・維新の党が
法案の修正協議を続け、夜遅くに
本日の委員会開会が決まりました。


政府案には他人の犯罪事実を明かせば、
求刑の軽減など見返りを受けられる
「日本版・司法取引」が盛り込まれていますが、
これまでの政府案では、弁護士の立ち会いは
必須とされていませんでした。
修正案では、捜査の透明性や信頼性を確保する
観点から、弁護士が関わることを義務づけること
を加え与野党が合意しました。

今日の委員会では、修正案の趣旨説明が行われた後、
与野党の議員による質疑が行われ、
討論そして採決と続きました。

さらに、今回の法改正は大阪地検による

証拠改ざん事件や冤罪事件の反省に

立って行われるという原点を確認し、

法執行に関してはその点を

考慮する等の附帯決議がついた上、

法務大臣からも附帯決議を踏まえ

法執行を行う旨の発言がありました。

法案の修正協議の急な進展に、私も大変驚き、

この修正内容で良いのか非常に悩みながら

今日の委員会質疑に参加しましたが、

多発化・複雑化する振込詐欺事件や

暴力団犯罪摘発等に資するという

観点から法案に賛成しました。


法案は衆院本会議を経て、参院での審議に移りますが、
委員会で明らかになった論点に加えて、
附帯決議や大臣発言をしっかりと踏まえ、
凶悪犯罪の摘発に資する法改正になればと思います。