みなさん、こんにちは。
維新の党 衆議院議員 うえにし小百合です。

維新の党ではみんなの党と生活の党の3党で、
11月4日、消費税率の10%への引き上げを延期する
「消費増税凍結法案」を纏めて国会へ提出しました。 
http://ishinnotoh.jp/activity/
news/2014/11/04/197.html


今年12月に10%にアップするか否かの判断をし、
来年10月から実施する民主党政権下の自民党・公明党と、
その民主党三党の合意の前提には、景気の回復と
当然ながら国会議員自身も“身を切る努力”を
国民の皆様にお示しすることが約束されていました。


要するに国会議員の定数削減と歳費のカットです。
そのような改革をしようと言う雰囲気さえ
政権与党(自民党・公明党)には全く見られません。
『身を切る改革なくして増税なし!』
これは至極当然のことであります。


「増税の前に景気を本格的に回復させていく。
それが安倍政権下でできていない。
政治とカネの問題が陸続として起こっているなかで、
どうして国民に10%増税を押し付けることができるのか。」
と述べた我が党の江田代表のコメントに尽きるというものです。

法案では、消費税率を10%に引き上げる前提条件として、
前述の国会議員の定数と歳費のカットの他、
国家公務員の給与削減などの措置も講ずることにしています。
更に、賃金上昇率と完全失業率も精査したうえでなくては
増税は認められないので、今回は凍結すべしとしているのです。

私も増税そのものは社会福祉維持等の為に
やむを得ないことではないかと考えますが、
既に今年、消費税を8%へ増税し、
国民の皆様に大変ご負担をお願いしており、
加えて、アベノミクス発動後の経過を見ておりますと、
景気は消費増税後、想定を超える落ち込みで
-7.1%(4~6月の実質成長率、年率)となり、
賃金は増税による物価高に賃上げが追いつかず、
-2.6%(8月実質賃金指数)となってしまったという時に、
今はこれ以上の増税等到底決断していい筈がありませんし、
今は凍結しなくては国民の皆様の生活に
重大な支障をきたす恐れがありますので、
現時点での増税は絶対におかしいと考えています。

我々は与党にしっかりとこのことを訴えて参りますので、
皆様方の忌憚のないご意見をお聞かせください。