木材と健康 | かんばらががんばるブログ

かんばらががんばるブログ

創業95年。宮崎県にある工務店、上原林業㈱のブログです。
“うえはら”が正式なのですが地元では“かんばら”の愛称で呼ばれ地域密着企業目指してがんばっております!


テーマ:

先日、宮崎県木材利用技術センター研究成果報告会に出席してきました。

 

 

宮崎県木材利用技術センターは、収穫期を迎えた森林資源を有効に活用するため、木材利用に関する試験研究及び研修並びに木材利用技術の指導、相談及び普及を目的として、平成13年4月1日に設置されました。

これまでに積み重ねた基礎研究や応用研究の多くは現場で実用化され、木材普及や利用拡大に大きく貢献しています。

 

弊社の家造りに木材は欠かせません。

家に木材をふんだんに使うと健康で快適な住環境となる、といった類いの事は割と知られていますし私も仕事柄よく使うセリフです。

しかしその根拠は?と言われると若干困っていたのも事実。

ですが今回の報告会に出席し、これまでに自分が言っていた事が間違いじゃないという確信に変わりました。

 

 

東京大学大学院准教授・恒次祐子氏の講演では木材による「心地良さ」を数値化し、人の生理状態の測定をあらゆる角度で行います。

 

木の香り成分であるα-ピネンやリモネンを被験者に与え脳活動の計測や血圧、脈拍数、心拍変動性などのデータを採取します。
ちなみにα-ピネンは、マツ、ヒノキ、スギなど多くの針葉樹に含まれ、特有の香りを持ち香料や医薬品の原料として広く使用されています。
リモネンはレモンやミカンなどの柑橘類の果皮に含まれる芳香成分で、α-ピネンと同様の樹木にも含まれ、こちらも香料や医薬品の原料となります。

 


α-ピネン、リモネンの香りを与えた場合と、においなしの3パターンで被験者にパソコン作業をしてもらい、開始からの心拍数を測ったところ、においなしの場合はどんどん上昇するのに対し、香りを与えた場合はどちらも上昇が抑えられました(心拍数が上がる=ストレス)。

 


脳血流も同様で木の香り成分により脳の活動が上昇し、においがなくなると低下する結果に。

 

 

睡眠に与える影響の実験ではヒノキが香る部屋で睡眠すると、NK活性という免疫力が上昇し、尿中ノルアドレナリンというストレス成分が減少する結果となりました。

 

更にはマウスを使った木の香りによる悪性腫瘍の抑制実験では、α-ピネンを含んだ環境下でマウスに移植したがん細胞の増殖を比べたところ、通常の環境下のマウスに比べて約40%抑制されるという驚愕の結果でした。

 


その他、小学校を木造校舎にするとイライラや疲労感が減少したり、インフルエンザによる学級閉鎖率がRC造校舎に比べ大きく下がったりと、木材のにおい、手触り、見た目や木材に囲まれた空間には目に見えない健康促進効果があることが見事なまでに科学で実証されていました。

 

第二部では「RC造共同住宅における内装木質化の効果について」、「内装・家具木質化促進のための基礎特性評価に関する研究(スギの調湿性能に関する研究)等について」と題しての講演があり、内装を木質化することでクロス張り室より調湿効果があり、床面と壁面との温度差が小さく、空調機器の消費電力は25%節減されるといった実験結果が発表されました。

 

木材・木造建築に携わる者として、今回の成果報告会は大変有意義なものになり今後自信を持って木の家をお客様に勧める活力が湧いてきました。

今回学んだ事をより分かり易くお伝えし、少しでも木の香りに包まれた家で健康で快適に暮らせる人を増やしていけるよう頑張りたいと思います。

 

 

 

 

かんばらさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。