強引に買わされた着物の行く末 | 上田紬の伝統工芸士 リョウマがゆく!
2019年03月13日(水)

強引に買わされた着物の行く末

テーマ:着物

昨日、頂き物のオレンジピールのチョコレートがけを食したんですが、オレンジの皮の苦みとチョコレートの甘みが交互にやってきて癖になる美味しさにハマってしまったくせ者リョウマです。

 

先週末に開催した織りのワークショップ「織りの休日倶楽部」が終わって、昨日からまた作り手として工房で着物などの作品の制作に励んでいます。

来週からは上田市複合文化施設「サントミューゼ」での展示会があるので、その準備も同時進行で進めていかねばならないのでちょっと気ぜわしいですね。

 

さて、ネット上でうちで制作した上田紬の着物をお召しくださっている方がいらっしゃるのを見つけました。

とてもお似合いで素敵に着こなしていらっしゃって、ありがたいの一言ですアップ

 

その方はリサイクル着物屋さんで上田紬の着物を購入されたそうで、その際に着物には仕付け糸が付いていたのだそうです。

仕付け糸が付いていたという事は未使用のままリサイクル着物屋に流れたという事ですよね。

 

柄を見てどの問屋さんに仕入れて頂いたかは見当がついたので、おそらくちょっと高い上代設定で販売されていたのだと思われます。

そうなるともしかしたら正規に着物を購入してくださった方はあまり着物は着ないのに高額な着物を強引に買わされてしまい、一度も袖を通さずに手放してしまった可能性も考えられます。

 

そういう話はよく聞きますし、実際にリサイクル着物屋で仕付け糸がついたままの状態の着物は結構ありますしね。

着ない着物を古着屋が扱ってくださり、次に着る方が素敵に着こなしてくださるのはありがたいですし、好循環だと思います。

 

ただ、着物を着ないような方に高額な着物を売りつけるようなやり方は本当にどうにかならないんでしょうか。

作り手としては問屋さんが仕入れてくださるのはありがたいんですが、だからと言って誰彼構わず売るのはどうかと思っちゃいます。

そんなやり方をしてきたから着られなくなった新品同様の着物がリサイクル着物屋に大量に流れていって、結果として新品の着物は売れなくなってしまったわけですからね。

 

本当に着物が欲しい方だけに着物を購入してもらいたい!!というのは理想論かもしれません。

だからと言って「着物を着る人は少ないんだから着ない人にもどんどん売っていかなければいけないんだ!」というのは違う気がします。

それだとまるでイソップ物語「北風と太陽」の北風です。

 

それよりも着物を着ない方に着物を着たい!と思ってもらえるような着物で楽しめる機会や場所を提案していく事こそが、ゆくゆくは着物を購入したいと思ってもらえる事につながると思っています。

しごく当たり前の事ですが、地道すぎるがゆえにやっているところは少ないです。 

でも着物業界が発展していくにはこういう事を続けていくしかないのかなと思っている今日この頃です。

 

写真は来週木曜から開催する展示会「手織り上田紬 小岩井紬工房展」のポスター。

こんな大きな会場をお借りして開催するのは初めてなのでどうなっちゃうのかドキドキワクワクドキドキ

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