着物業界の暗黙のルール | 上田紬の伝統工芸士 リョウマがゆく!
2018年11月28日(水)

着物業界の暗黙のルール

テーマ:着物

11月も残り数日となり、ラジオではチラホラとクリスマスソングを耳にするようになりました。

そろそろ年末を視野に入れて逆算して仕事を組み立てていきたいと思いマッスルビックリマーク

 

さて、今日は着物業界の暗黙のルールについて綴ります。

暗黙のルールというと何だか大げさですが、くだけていうとビジネス上のマナーですね。

 

5年ほど前、とある京都の問屋さんのところへご挨拶に行った時に月初めの売り出しをしていて、商品を仕入れに来ている呉服屋さんもいらっしゃいました。

問屋さんに呉服屋さんを紹介して頂き、名刺交換もさせて頂きました。 確か愛知県の呉服屋さんだったと思います。

この場合、問屋さんを経由しないで呉服屋さんと直接やりとりすることはNGです。 

 

ではこんなケースはどうでしょうか?

 

これも結構前の話ですが、お取引のある問屋さんが呉服屋さんをお連れして工房にお越しになった事がありました。

いざお出迎えしたら、問屋さんと呉服屋さんに加えて呉服屋さんのお客様もご一緒にいらしたのです。

「この場合ってどうなっちゃうんだろう??」と思いつつ、ドキドキしながら工房をご案内した後に商品のある部屋にお通しして一通りご説明させて頂きました。

 

するとやっぱり呉服屋さんがお客様に着物をお勧めし始めて、お客様が気に入ってくださった反物があったようで呉服屋さんが値段を問屋さんに尋ねました。

そして問屋さんは僕に値段を尋ねました。 

しまいには僕が問屋さんに値段をお伝えして、問屋さんは呉服屋さんに値段をお伝えして、呉服屋さんはお客様に値段をお伝えするという、伝言ゲームが繰り広げられたのです(笑)

 

ビジネス上のルールなのでとやかく言えませんが、もしもこのお客様が個人で上田に旅行に来た時に工房にお立ち寄りになったら呉服屋さんと一緒に来るよりもきっとリーズナブルな価格で購入出来るのにな~と思った自分がいたのは確かです。

 

ただ、年を追うごとに問屋さんの力は弱まってきて作り手も問屋頼みに出来なくなり自らが売りに出ているので暗黙のルールも崩壊してきている感は否めません。

 

うちも僕が仕事を始めた15年ほど前には売上の8割が問屋さんの注文によるものでしたが、リーマンショックで注文が激減して以来は問屋さん頼みの経営を見直して現在は2割ほどになっています。 

 

 

写真はりんご染めの着尺です。 

りんご染めの色々な色糸を用いてランダムな縞柄にしました。

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