本税、加算税、延滞税 | スイーツ税理士 植田ひでちかのブログ

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江戸川区西葛西のスイーツ業専門税理士。洋菓子・和菓子みんな好き。
国税職員として20年勤務後、ケーキ屋だった家業と両親をみて事業支援を志し、税理士として独立起業。


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おはようございます!

 税務調査で問題点を指摘され、修正申告を求められたり、更正処分を受けたりすると、納めなければならない税金は、主に3つあります。


 本税、加算税、延滞税です。


 本税とは、例えば法人税、所得税、消費税という、本体の税金です。

 本税部分が無い課税処分はありません。そもそも、本税部分を課税することを課税処分というのです。

 他の二つ、加算税と延滞税は、付帯税といい、本税にくっついて納付を求められるものになります。


 加算税には、過少申告加算税、重加算税、無申告加算税の3種類があります。

 過少申告加算税は、本税が国税の調査などの指摘により追徴される場合に、追加的に求められる税金で、本税の10%が課税されます。

 重加算税は、過少申告が「隠ぺいし又は仮装し」たために生じている場合、本税の35%が追加的に納付を求められる税金です。

 無申告加算税は、申告をする際に申告期限を過ぎてしまった場合に納める税金で、本税の5%です。

 申告期限を過ぎた申告で、後日調査によって納付税額が生じた場合、過少申告加算税対象であれば15%、重加算税対象であれば40%と、それぞれ5%ずつ高くなります。
 ちなみに、この追加で納める加算税も、無申告加算税といいます。


 さて、もうひとつが延滞税です。

 これは、税金の納期限から遅れて税金を納めることで発生する利息のようなものです。
 ただし、利率が高く、申告期限から2ヶ月は4~5%(公定歩合に合わせて変動しますが、ここ数年は4.3%です。)、それを過ぎるとカードローン並の14.6%となります。


 ちなみに、延滞税は本税にしかかかりません。加算税には延滞税は付きませんし、延滞税に延滞税は付かない(つまり複利計算しない)ことになります。

 また、延滞税は、過少申告加算税の対象となるような追徴本税には、法定申告期限から1年分だけ発生します。

 一方、重加算税の対象となるような場合には、法定申告期限から実際に納付されるまで発生します。

 不正な方法で税金を免れていた場合は、最大7年さかのぼって税金を納めなければならなくなりますので、その場合は、本税や重加算税よりも延滞税が重い、ということもしばしばです。



 では、仮に、税務当局の見解に不満があり、裁判なども辞さないという状況の場合は、どうしたらいいでしょう。


 税務当局の更正処分や加算税の賦課決定処分に不満がある場合、裁判前の手続きに1年半から2年、裁判になってから第1審判決まで早くて1年、通常2,3年かかります。


 このような場合、本税にあたる部分だけ、先に処分どおり納めます。

 そして、加算税と延滞税については、納めずに裁判を闘います。


 その結果、もし納税者が負けた場合は、国の主張する加算税および延滞税を支払う、という流れになります。


 延滞税は本税にしかつかないので、加算税と延滞税は納めなくても、延滞税がついて増えていくということがないからです。



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