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天保山で開催されている『永井GO展』を鑑賞してきました。
永井豪先生と言えば、
『マジンガーZ』や『キューティーハニー』等、沢山の作品を世に送り出していますが、
代表作は、なんと言っても『デビルマン』ではないかと思います。
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デビルマン
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漫画版とアニメ版では、物語もテイストも別物であることは有名ですね。
私は漫画版のデビルマンが好きです。
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漫画版のストーリーは…
とある出来事からデーモン(=悪魔)と合体し、
人の心を持つデビルマン(=悪魔人間)となった、主人公・不動明。
明はデーモンから人類を守ろうと必死の闘いを見せるが、
悪魔より醜い人間達の心に絶望し、人類を見捨てます。
人類の滅亡した地球で、覇権を賭けたアルマゲドンを繰り広げる、
デーモン軍団と明が率いるデビルマン軍団。
結果、デビルマン軍団はデーモン軍団に敗れ、
明も息絶えます。
デーモン軍団のボス・サタンは明を愛していて、
明の亡骸の横で、デビルマン軍団との闘いを悔い、涙します。
そのサタンの背後には天使達が迫ってきていて、
デーモン軍団も神に滅ぼされることが示唆され、
物語は終わります。
争いも創造主の掌の上のできごとで、
世界の勝者が生まれることなく、全てが無に帰する、という話ですね。
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このような重厚なテーマがコミックス5巻程度(=千ページ)で描かれているのですから、
凄いというよりほかありません。
長期連載化する現在の漫画では考えられないテンポですね。
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真・女神転生
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私が漫画版デビルマンを知るきっかけとなった作品が、
『真・女神転生』というゲームです。
漫画版デビルマンは様々な作品に影響を与えていますが、
真・女神転生も、漫画版デビルマンの影響が濃い作品ですね。
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神か人間か悪魔か、秩序か調和か混沌か、
デビルマンのようなテーマが描かれ、
プレイヤーの行動で結末が変わる、マルチエンディング形式になっています。
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昨年、ナンバリング最新作の製作(Nintendo Switch)も発表されましたね。
楽しみでなりません。
発売を急がず、
漫画版デビルマンのように歴史に残る作品を目指してほしいです。
『真・女神転生Ⅴ』ティザートレーラー
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金子一馬さん
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デビルマンと真・女神転生の関係のように、
デビルマンの作者・永井豪さんの絵に影響された人物が
真・女神転生シリーズのイラストレーター、金子一馬さんですね。
金子一馬さんの独創的なデザインに魅了されたファンも多く、
私もその一人です。
美しくて、謎めいていて、怖い。
そんな悪魔が何百体とデザインされていて、
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『真・女神転生』の中で一番魅力的な要素は何か?と問われれば、
やはり、『金子一馬さんの描いた悪魔がうごめく現代世界』ということになるのだと思います。
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そんな金子一馬さんですが、
長らく、デザインされていませんね。
新しい悪魔デザインを見ることはもう叶わないのかもしれませんが、
どんな形であれ、金子さんの描く新しいイラストをまた見たいです。