【柳田将洋が明かすドイツ移籍の真相 前編】

「バレーボールで生きていきたい」。柳田将洋が語ったプロ転向への想い

「高さとパワーで劣るのはある程度仕方ないことなんですけど、うまさや、つなぎなど、細かいプレーも負けてしまっていたと感じました。そこは、僕らが一番負けてはいけないところだし、アピールしていかないといけないところ。強みとして出せる部分だと思うのですが、そこが世界に対して劣ってしまった。そこはもっと精度を上げていかないといけないですね」
「真ん中からの攻撃を組み立てられている時は相手に脅威を与えることができたと思いますし、そこを中心に組み立てるバレーボールをやっていけば通用することはわかりました。クイック、それに絡めたパイプ(バックセンターからの速い攻撃)、ライトからの攻撃がしっかり生きていましたし、相手より高さがない以上、そういう展開に持ち込む必要があると思います」

「身長に関しては、もしかしたらジャンプ力がすごく伸びるかもしれませんけど、基本的には対応できることではないし、何も変えることはありません。僕は僕でしっかり自分のやるべきことをやるだけだと思います。

『やばい』とか、そういう感情はないです。僕は、2mの選手にはできないことをすればいい。経験なのか、スキルなのか、スピードなのか。それらをしっかりと高めていけば、道はあると思います。他の選手が活躍すると、これからバレーボールを仕事にする僕としては危機感があります。でも、そこを不安に思うのではなく、もっと自分に何ができるかを冷静に考え、腐らずに頑張りたいと思います」

「『バレーボールで生きていきたい』ということです。自分のプレーを見た人に影響を与えられるかどうかが、自分の生活に返ってくる。もっと言えば、自分のプレーによって競技人口を多くしたい、バレーをもっと盛り上げたい、大きな存在にしたいといった感じです。選手としてしっかり結果を出して、それを生活にできたらと思っています」
 

【柳田将洋が明かすドイツ移籍の真相 後編】

柳田将洋の海外挑戦はなぜドイツなのか。単刀直入に理由を聞いてみた

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2017/10/03/___split_27/index_5.php

「携帯で動画を見たりSNSをやったりするくらいですかね。将来的には街を歩いて、行きつけの店に入ることがリラックス方法になるといいなと思いますが。海外では日本語に飢えると思うんですよ。実際に、祐希がイタリア行っていた時、けっこう電話がきましたからね。日本は夜中の1時だって言っているのに、『こっちまだ昼っす』みたいなやりとりがけっこうあって、結局はそこから30分くらい話し続けちゃうんです。話す内容は、『練習は?』『5時からです』『結構遅いね』みたいな世間話から入って、それぞれの現状を話した後に、『今、何時っすか』『1時半』『じゃあそろそろですかね』『おつかれ』で終わる(笑)」

「相手は決めてないですけど、しちゃうでしょうね(笑)。僕は時差をしっかり気にして、ドイツの時間の時計と日本の時間の時計と並べておいて、『今、いける!』という感じでかけようと思っているんです。『そっちはまだ夜の8時でしょ?』って言えるようにしておきます」
「できれば白米を食べたいけど、替えはきくと思います。日本食に頼りがちだったのは、代表に入って1年目の時ですね。あの時は、チームが持っていく日本食をほとんど僕ひとりで食べちゃって。『なんか少なくなってるぞ』って言われて、『やばい、俺だ!』って(笑)。あのころは、突然1カ月ブラジルにいたりしたので大変でした。豆が主食で、シュラスコを食べたらお腹を壊しちゃって、胃腸炎になって帰国したり。今は、半年代表であちこちに行って、半年は日本というサイクルが身についてきたので、そんなに苦ではないです。ドイツに行って、最初の1カ月を乗り越えればなんとかなると思っています」

 

 

 

 
バレーに対する姿勢は真摯でとても頼りがいがあってカッコいい。
やなぎーの言葉を聞いていると、日本はもっと強くなれるってファンは信じられる。
 
バレーを離れると意外と庶民的で自然体でほっこり可愛い。
石川くんとの電話でのやり取りを明かしてくれるところなんて、ホントわかってんな~笑
 
『燃え』も『萌え』も。
 
柳田先生、完璧だわ!