栄養を十分に貯えた花は日持ちが長く、
栄養失調の花は短い。

「栄養失調」、
飽食の日本では死語。

しかし、忘れてはならない
昭和初期の日本
世界大恐慌
都会では失業者があふれ
農村では農産物価格が暴落
冷害が追い打ち
東北では飢饉
餓死する者
身売りされる娘

この時期、全国で、
狭い土地で収益性が高く、
現金収入の花栽培が一挙に増えた
淡路島もしかり

失業し、食い詰めた次男、三男がこぞって帰島
急増した島の人口
零細な農地では養えない
農家の困窮を見かねた若い農会の技術者たち(今の普及員、営農指導員)
ありあまる労力を利用して、集約的な花栽培にとり組もうとした

1931年(昭和6年)12月3日
6名の若い技術者
決死の覚悟
5泊6日の関東の先進地視察に出発
これにより淡路の花栽培がはじまった
この若い技術者たち
地域のリーダーとして成長
新田秀雄は農協組合長、県会議員、県会議長
砂川忠弥は東浦町長
土井清は一宮町長
・・・


画像 砂川忠弥先生顕彰碑(淡路市妙勝寺)

さて前回
貯蔵養分が多い切り花は日持ちが長い
栄養失調の切り花は日持ちが短い

貯蔵養分が多い切り花をどうすれば作れるのか?
それはすべての農家が日夜とり組んでいること
悩んでいること
「いつまでたっても1年生で・・」
名人といわれる篤農家でさえ

植物の貯蔵養分とは何か?
光合成生産物
二酸化炭素(CO2)と水を材料に太陽の光の力を借りて炭水化物をつくる
貯蔵養分とは炭水化物
つまり糖類
つまり砂糖
つまり植物は砂糖を体内に貯めこんでいる
つまり花は甘党
2013年7月28日「花は甘党」

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11581714127.html


図 植物は二酸化炭素(CO2)と水から炭水化物をつくる=光合成
よくできた花ほど光合成が盛んで貯蔵養分が多い

切りとられ
花びんに生けられた切り花は
光合成ができないので
体内の砂糖を
消耗して生きながらえる
つまり
切り花は切り花になった時点で栄養失調がはじまる

花びんに生けた花の日持ちが
ハウス、畑で株付きの花より短いのはこのため
ということは
切り花に砂糖を吸わせると日持ちがのびる

図 株付きの花は日持ちが長く、水に生けた花は短い
  花びらの糖分は株付きの花で多く、水に生けた花では少ない
  日持ちは貯蔵養分=砂糖の量で決まる


テレビCMなら
「うれしいおしらせ」
「サプリで花の寿命がのびるんです!」

花のサプリはもちろん砂糖

飽食日本、メタボ日本では
栄養の過剰摂取が問題
難民キャンプ、発展途上国では栄養失調で命を落とす
そんな国では摂取するタンパク質、脂肪に比例して寿命がのびる


美咲やクリザールなど切り花栄養剤の成分
砂糖
抗菌剤
界面活性剤

消費者に切り花栄養剤を使っていただく
体力が弱った入院患者はブドウ糖の点滴
切り花には砂糖のサプリ
寿命(日持ち)をのばす基本



画像 日持ち保証の花束
   切り花栄養剤小袋付き

さらに
生け花中につぼみを開かせなければならない
宿根カスミソウ
スプレーカーネーション
葉が砂糖を貯めこむ力が小さいトルコギキョウ
砂糖の補給が必要
すなわち前処理にはSTS+砂糖

花の寿命をのばす
栄養改善
サプリとして砂糖

ただし
葉が弱い
ソリダゴ、リアトリス、マトリカリア、ヒペリカムなどは
急激に砂糖を吸うと葉に障害、黒変


画像 2月25日(水)神戸大学医学部 
   感染症の権威 岩田健太郎教授の講演会
   「医療機関は患者への花を断ってはならない」
   無料 どなたでも参加いただけます

(No.256 2015.2.15)

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