国産カーネーションは元気です

テーマ:
花産業(農業も同じですが)の現状をあらわす文章
まくらことば
「高齢化」、「市場価格の低迷」、「燃油の高騰」

「燃油の高騰」以外はまちがい
(「市場価格は低迷していない」は別の機会に説明)
先入観
偉い先生の文章の引用
花生産の高齢化は昔のはなし
いまは若者の職場

第52回全国カーネーション伊豆大会(2014年1月23~24日)
参加者270名
みんな若い
着実に世代交代
2代目、3代目の時代


画像 全国カーネーション伊豆大会
   おもてなしは稲取幼稚園児の
   「ママに贈るカーネーション」の歌


「おひさまの においがするよ
 ぽかぽかの ママのえがお
 ひらひら やわらかはなびらの
 カーネーションみたいだね
 ずっと・ずっと・ずっと だいすきだよ
 きっと・きっと・きっと かわらないよ
 いつも・いつも・いつも ありがとう
 ママにおくる カーネーション」
  作詞 鈴木佳恵
  作曲 土屋滋子


グローバル化した花産業
「先進国の花生産はかならず壊滅」
と、学者先生はいう
(花の消費は消費拡大活動で伸ばすことは可能)

英国、ドイツ、アメリカ、オランダ・・・
先進国の花生産はまずカーネーションが壊滅
カーネーション生産が壊滅するとバラ、キクも続いて壊滅


図1 1987年 日本はカーネーションをどこから輸入したか?
  ベスト3はオランダ、アメリカ、台湾
  いまこれらの国のカーネーション生産は壊滅してない


図2 同じく2010年のカーネーション輸入国
  コロンビアと中国
 

なぜか?
カーネーションは栽培技術よりも気候が優先
これでヨーロッパの高緯度にある先進国は壊滅

米国カリフォルニア
気候はよい
栽培技術はある
経営規模は大きく、経営能力は高い
安い労働力もある
メキシコ人
1960年代までは日本人も安い労働力に含まれていた
研修生という名の農業労働者
日本人は、今の日本の農業を支える中国人研修生の立場だった

それでもカリフォルニアのカーネーションは壊滅
コロンビアからの輸入に敗北

反対に
気候がよくなくても
経営規模が小さくても
労賃が高くても
カーネーションをつくり続けている国は
花生産がつぶれることはない

日本
流通するカーネーションの50%は輸入
国産カーネーションは50%
国産カーネーションは減りつづけている
統計学の推計どおり減りつづけている
しかし、戦い続けている

バラやキクの若手生産者のみなさん
カーネーション若手生産者の戦いぶりを注視してください
そして手を携えましょう



図3 国産カーネーションは減りつづけている
  なにもしなければ統計学の推測では2032年に0になる


統計学には
「このままの状況がつづき」
「何もしなければ」
という前提がつく

推測統計学は「神が定めた運命」を啓示する学問ではない
ひとの力でかえることができる
まさに今かわりだした
歯車がまわりはじめた

生産者の世代交代
カーネーションチームは若手選手に入れ替わった

さあ反撃

何から手をつけるか?

カーネーション自身は消費者に支持されている
毎年、消費量は増えている

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11711156575.html


図4 カーネーションの消費は増えている
   2012年は史上最高の6.6億本


まず輸入に品質で勝つこと
8月、9月、10月、11月

そのためには

①タバコガ

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11613734998.html

画像 タバコガは絶対に許されない

②茎折れ(節折れ)

③日持ち(国産カーネーションはすべて日持ち保証ができる)

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11309062683.html

④スプレーの輪数(ボリューム)

⑤母の日のクレーム

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11524293962.html

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11528918872.html

http://ameblo.jp/udaakira/entry-11255680285.html


静岡のみなさま、全国のカーネーション生産者のみなさま
そして講演していただいた松山誠さん、松田久一さん
お疲れ様でした
さあ反撃です

(2014.1.26 No.203)

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惜別 たかじん-全国のたかじんを探せ- 

テーマ:
たかじん
「誰やねん」
と、関西以外の人は思っているらしい

やしきたかじん
享年64歳



「たかじんの○○」といったレギュラー番組が3本あり
いずれも高視聴率
「なにわの高視聴率男」の異名をもつ

東京の全国ネットには出演しなかった
関西限定
CD「やっぱ好きやねん」


東京と大阪、東京と名古屋、東京と福岡・・の対立軸はない
あるのは「東京と地方」だけ

東京一極集中
東京オリンピック
ますます金、人、ものが東京に集中
「東京が豊かになることで
地方も豊かになれる」
「限られた資源を東京に集中せよ」
東京のおごりが地方を疲弊させている

たかじん=橋下大阪市長
大阪都構想
カタチからでも東京に近づきたい

地方が豊かにならずして
日本が豊かになることはない

地方経済を支えるのは農業、地場産業
淡路島旧東浦町の最大の産業は花栽培

花産業の復活には
東京目線では見えてこない地方の需要の掘り起こし

関西にとってのたかじんは
人気タレント・歌手を超えた存在であった
他の地域の人にとっては「誰やねん」

それぞれの地域には「たかじん」がいるはず
東京や、他の地域では知られていないだけ

「関西仏花」30cm
関西の40cm未満での輪ギク使用量は年間4,500万本
このうちアジャストマムとして供給できた輪ギクは150万本にすぎない
残りは90cmをばっさりと切りもどしての使用
膨大なムダ
生産のムダ、輸送のムダ、花店の手間のムダ、大量の有料生ゴミ・・


画像 関西仏花=たかじん

地方にはさまざまな「たかじん=関西仏花」があるだろう
伝統文化
地域のこだわり
東京目線では見えてこない需要

全国の「たかじん」をさがせ

その掘りおこしと情報発信
地域のいちばの役割

地域特有の需要ほりおこしで
花はもっと売れる!

(2014.1.19 No.202)

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「需要はある」が、生産がない

テーマ:
七草が終わると関西では「えべっさん」
「商売繁盛で、笹持ってこい」
今年は景気回復を願って、とりわけ参拝客が多かったようです



さて、前回の新年最初の駄文は
みんながハッピーになるには「消費拡大」
花産業のパイを大きくする

野菜は「からだの栄養」
花は「こころの栄養」
胃袋は有限だが
こころは無限
「花はもっと売れる」

そのためには
1.自らが汗をかく
ことしの国会で成立しそうな「花き振興法」に
過剰な期待をしてはならない
政府が消費を拡大してくれるわけではない
花産業は絶滅危惧種のコウノトリやトキではない
自らがえさをとるタカやワシ

2.消費拡大は「家庭にもっと花を」

3.新たな需要の創造

4.商品の基本は「高品質」
高品質とは?
http://ameblo.jp/udaakira/entry-11401794831.html
外的品質だけが品質ではない

さて、今回のお題は「需要」
フラワーバレンタインや愛妻の日(1月31日)など
新たな需要を創ることに目が行きがちだが
生産者は今ある需要を取りこぼしている

画像 1月31日は「愛妻の日」

「需要があるのに生産がない」

例えば
仏花用の短茎切り花


画像 関西仏花(30cm)
   最近では「洋花仏花」も人気

仏壇に飾る関西仏花は30cm程度
加工業者はキクなら80~90cm
カーネーションなら65cmの
通常規格の切り花を購入して
押し切りで余分な茎を
ばっさり切り落とす
下葉をとる


画像 長い切り花も押し切りでばっさり切られ、大量の生ゴミが発生


画像 仏花の定番 赤スタンダードカーネーション
   長さは30cm、しかし生産がない

どう考えても不合理

玄人は言う
「大は小を兼ねる」
90cmの切り花なら
お稽古にも
墓花(60cm程度)にも
仏花(30cm程度)にも
何にでも使える
30cmの切り花なら仏花にしか使えない

個人の花屋さんならそのとおり
1ケース100~200本のキクを購入すれば
さまざまな用途に使える

しかし1日に何千束の仏花をつくる加工業者
仏花、墓花、パック花
事前にそれぞれの数量はわかっている(はず)

関西地域での年間の需要推定値
40cm未満の輪ギクは4,500万本
40cm未満の小ギクは6,500万本
40cm未満の赤スタンダードカーネーションは2,500万本
これだけの需要がある

生ゴミは有料
90cmの切り花を30cmで使うと
60cmは生ゴミ

関西地域の茎、葉の年間の生ゴミ推定値
輪ギク 2,500トン
小ギク 3,500トン
花店はこれをお金を払って処分
生産者が苦労してのばした茎が有料廃棄物

また生産者にとっては単価が下がるので採算が心配
この点は、収量が増えることで解決
すでに国の花き研究所などのデータがある



画像 結束のまま押し切りでばっさり切られる

さらに
加工場の環境
下葉をとるときにでるホコリ
とくにキクは葉にはえている毛が飛散
労働安全衛生法
ISOやMPS

クリーンな職場環境が求められる時代
脱葉は重要な品質

いま必要なことは「素人」の発想
玄人の業界人、マーケティングの専門家・・
よってこってやってきたが
花産業は縮小するばかり
結果として、玄人のやりかたではダメだった
素人の素朴な疑問からあらたな展開が生まれる

農業は経済活動以外の面もある
農業の多面的機能
国土の保全、水源の涵養(かんよう)、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承など

しかし、花生産は経済活動
経済活動は変化する
しかもスピードが早い
農村ではその変化が実感できない

その変化を伝えるのは花いちばの役割

生産者と花店を「アジャスト」する
花屋さんの「こんな花があったらなぁ」の声
生産者の「こんな花があります」を
アジャスト
お役所のことばでは「生販連携」、「需給マッチング」


画像 いま流行のゆるキャラ「アジャストマムマムちゃん」

「需要」の見える化
需要に応じた生産
従来の秀・2Lをめざした生産と並行して
コストを削減した生産およびその技術開発
研究機関の技術開発は秀・2L生産にかたよりすぎ

下記の「アジャストマムコーナー」に
花屋さんの声、生産者の声をお寄せください
キク(マム)だけに限りません

https://www.facebook.com/adjustmum



2014年 商売繁盛の年
「商売繁盛で、笹持ってこい」




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