mooの再構築
オヤ?なんだか暗くてなまあたたかい場所に閉じこめられて・・・
ボクってだれ?なにがあったんだっけ?
思い出しました、思い出しました。ボクは子ぶた三兄弟の長男です。
オオカミにワラの家を吹き飛ばされてペロリと食われちゃったんでした。
アア困ったなあ・・・と思っていたら、上から何やら落ちてくるぞ。
ドスン!・・・おやおや次男じゃありませんか。
「兄さん、ボクも食われちゃったあ。木のお家もダメだったよ」
「そっかあ。でも大丈夫、かしこい末っ子が助け出してくれ・・・」
ドスン!・・・あれあれ、末っ子ぶたも落っこちてきたじゃありませんか。
「やあ、兄さんたち。思った以上にずるがしこいオオカミでさあ、このザマだよ」
「とんだおまぬけ三兄弟だな。アッハッハッハ」
大笑いしてると、またなにやら落ちてきます。
次から次へと・・・おやおや七匹の子やぎではありませんか。
「なんでまた七匹まとめて食われたんだ?末っ子やぎは上手に隠れてるはずだろ」
末っ子やぎは頭かきかき、
「イヤ~いとも簡単に見つかっちまって。面目ねえ。あとは母さんの救出を待つしか・・・」
ドスン!母さんやぎです。
子ぶた三匹、母子やぎ八匹のしめて十一匹。ブーブーメーメーにぎやか、にぎやか。
ドスン!今度は赤ずきんちゃんのおばあさん。
ドスン!ほどなく赤ずきんちゃんご本人もご登場。
「大丈夫よ、まもなく猟師がオオカミのおなかをかっさばいて・・・」
ドスン!その猟師も落っこちてきました。
「いやはやこれはもう救いようがない。十一匹と三人、なかよく暮らすとしよう」
すると、その晩。
ワォーーーーン。
ワォーーーーン。
オオカミのやつ、さびしげに遠吠えなんか始めます。
「気の毒にさ、からだの中はこんなににぎやかなのに」
「みんな食っちまうからさ。自業自得ってやつだ」
でも悲しい目をした赤ずきんちゃん、オオカミに声をかけます。
「さみしいオオカミさん、あなたも仲間に入れてあげる。いらっしゃいなっ」
なんてよい子でしょう。
でも、どうやって?
「自分で自分を食べるのよっ」
んなアホな、とは思いつつ、ものは試しと自分で自分を食べちゃって、オオカミは裏返しに。
十一匹と三人は自動的に無事外側面へ。
「オオカミさん、これでみんなお友だ・・・」
赤ずきんちゃん、裏表逆転したオオカミのあまりのグロさに思わず「ウップ」
するとオオカミの改心したはずの心も翻意してリバース!!
再びボクから食われちゃってお話もリバース!!