$mooの再構築

司会「皆さま、新年あけましておめでとうございます。本日の新春特別企画では、占い師A先生、推理小説家B先生という著名なお二方をお招きし、今年がどんな年になるのか語っていただきたいと思います」
B氏「ちょっと待った。今年の予想を話すのに、なんでボクを呼んだのかね?」
司会「そりゃもう先生には持ち前の推理力で、鋭く今年を分析していただきたいと思いまして」
B氏「今年がどんな年になるか、A先生が全部御存知のはずだ。でしょ?大先生」
A氏「そりゃもう、全部お見通し・・・」
B氏「じゃ、あなたが今飲んだ珈琲にボクがさっき毒薬を入れたことも?」
A氏「またまた、冗談はやめてくださいよ。え?ホント?ホントなの?」
B氏「フフフ。冗談かどうか、あなたが本物の予知能力者なら、すでに御存知のはずだが?」
A氏「嘘だ!嘘に決まってる!」
B氏「そう言い切れますかな?ま、毒が効くまで残り数分、ゆっくり対談しましょう」
司会「いきなり毒のある展開になってきました。A先生、今年はどんな年になるんでしょう?」
A氏「ウウ・・・」
B氏「うちの息子、今年の春に受験なんだけど合格します?今年の日本シリーズ優勝球団は?」
A氏「ウウ・・・」
司会者「A先生、さっきからウンウン唸ってますけど、まさかお具合でも?」
B氏「フフフ。先生、さっきの薬、実は自白剤なのですヨ。では、尋ねましょう。あなたの占いは本物ですか?」
A氏「ウウ・・・嘘だよっ。まっかな嘘!占いの本をたくさん出しているけれど、デマカセしか書いていませーん。ゴメンナサイッと!」
B氏「あなたが予知能力を使って、こういう展開になると察していたら、今日の対談に臨むこともなかったでしょうにね」
司会者「B先生、困りますよ。A先生のキャリアをぶっ潰す気ですか」
B氏「大丈夫。占い師が占いの本にホントの未来を書いてなくても。ボクだって推理小説はたくさん書いてるが、まだ一度もホントに殺したことはない」