宇部市かわむら歯科、院長の河村和典です。
マウスウオッシュ液の多くは酸性で、強力な殺菌力で口腔内を殺菌しますと言う宣伝文句です。
殺菌力が強いので、口腔内の善玉菌、悪玉菌の両方が少なくなります。
その後、悪玉菌の方が回復力が強いので、口腔内は悪玉菌優勢になってしまうというのが、私の考えです。
そのため、酸性のマウスウオッシュは使うべきでないと思っています。
(色々な考え方があるので私の考えが全てではありません)
歯科医院に送られてくるダイレクトメールを見ていたら、中性のマウスウオッシュが販売されていました。
説明を見ていると、中性の商品には殺菌力については書いてありません。
食後に口腔内が酸性になるので、中性のマウスウオッシュでうがいをするとむし歯になりにくいと書いてあるむし歯予防の商品です。
酸性になった口腔内はむし歯になりやすいと分かりやすく書いてありますが、同時に送られて来た他の種類のマウスウオッシュの説明書には酸性で殺菌しましょうです。
こちらの商品を上手く使うには、酸性のものでうがいして、その後中性のものでもう一度うがいをすれば良いということになりそうです。
結論はマウスウオッシュですすぐだけでは口腔内の環境は良くならない、歯ブラシを使ってきちんと菌の住処になる食べかすをしっかり落とすことが大切だと私は考えています。