
前回、1989年のスクーデリア・イタリアチームのマシン、F189のモデルカーの完成記事を更新しました。仕様はアンドレア・デ・チェザリスが3位に入賞した、雨のカナダGP🇨🇦
実は、同じレース仕様でもう1台作っていました😁
メリ製 オゼッラ・FA1M・フォード カナダGP
オゼッラチームのマシン、FA1Mです。
この年のオゼッラもスクーデリア・イタリア同様、1台体制から2台体制に拡大。
ドライバーは、前年から在籍しているニコラ・ラリーニと、3年ぶりにオゼッラに復帰したベテランのピエルカルロ・ギンザーニ。
オゼッラの2台は予備予選から参加しなければなりませんが、ラリーニは開幕戦ブラジル、第2戦サンマリノで予備予選を突破し決勝に進出。
カナダはそれ以来の決勝進出。スタートしてから上位陣が次々と脱落していき、ラリーニは早い段階で入賞圏内に。
スクーデリア・イタリア勢とのバトルもありながら
ついに3位に浮上…☆
この後アイルトン・セナ(マクラーレン)に抜かれ4位に落ちると、電気系トラブルが発生しピットインしてそのままリタイア。
完走していれば入賞の可能性があっただけに、このリタイアは悔やまれますね😣
キットはメリ製。一度作ったことがあるキットで当時はそのまま作りましたが、今回改めてキットを見て、個人的にいくつか気になったところに手を加えました。
フロント翼端板を大型化した物に変更。
サイドポンツーンの開口部を狭く加工。
エンジンカウルの後部を、なだらかなラインになるように整形。
リアウイングのフラップを立たせるために、フラップとウイングステーが一体になったパーツのメインフラップを切り飛ばし、ステーを途中でカット。短くしたステーは間に真鍮線を通して接着。翼端板と一体パーツを接着し、ステーを短くしたことで出来たスペースに、細切りにした2枚のプラ板をメインフラップとして接着。ジャンクでエッチングパーツがあればよかったんですけど、サイズが合う物がありませんでした。
リアウイングを着ける位置が、そのままだと前すぎるように思ったので、後ろにずらしました。
ラリーニは成績こそサンマリノでの12位のみですが、そのサンマリノでは6位まで順位を上げていて、カナダでは3位まで順位を上げ、予選ではスペインから3戦連続でトップ10付近(スペイン11位、日本10位、オーストラリア11位)の順位を獲得するなど、時折光る速さを見せました✨
サンマリノでクラッシュし大怪我を負ったゲルハルト・ベルガー(フェラーリ)の代役に、一時ラリーニの名前が挙がったそうです。
結局実現はしませんでしたが、5年後にテストで負傷したジャン・アレジの代役でフェラーリから出場。サンマリノで2位で入賞し、初めて表彰台に上がったのでした🏆













