この前の週末も相変わらず家具を揃えるために東奔西走して過ごした。

今回はベッドを購入するべくメーカーの展示会場まで足を運ぶことに。

いろいろと説明を受けながら実際に寝転んで寝心地を確かめてみるものの、硬めなのか軟らかめなのかくらいの違いしか分からない。

毎日使い続けるものだし、睡眠の質にも少なからず影響するものだからと、高額でも質の高いものを購入しようと思っていたのだが。

結局、予想していたよりも2倍くらい多くの金額を支払うことになってしまった。

 

勤務時間の違いから、黒目さんとは就寝時間と起床時間がズレることになる。

それに加えて、俺は寝ているときのいびきがとにかくひどい。

スマホのアプリで記録しているから、これは間違いない。

俺が帰宅してからの物音が気になったり、就寝してからもいびきがうるさかったりして、黒目さんの睡眠を妨げることになりはしないだろうか。

俺は俺で慣れない場所だと眠りが浅くなってしまうし、隣に黒目さんがいるとなるとなおさら熟睡するのが難しくなってしまうかもしれない。

 

そういう心配もあり、黒目さんにはお互いに別室で寝ることを提案していた。

だから当初の予定では、ダブルベッドを購入するものの、普段は俺が使うつもりだった。

けれども、寝心地の良いベッドがあるなら、二人で一緒に寝たほうが総合的には良いのではないかという気がしてきた。

ベッドは連休中に届く予定だから、俺だけでもアパートに寝泊まりして少しでも慣れておこうかと思う。

いびきも一時期はかなり改善されていたから、何かしらの対策はあるはず。

寝ることにすら訓練が必要だとは、己の不器用さには呆れるばかり。