今宵も美しい月が出ている。どちらかというと、ほんの一時間ちょっと前まで、先日の皆既月食より赤く近い感じがした。


 先日綴ったのであるが、この様な月の日には私の古本購買欲がいつもより激しく湧いてくる。



 帰宅した家の郵便ポストに、待ちに待った古本が包まれた茶封筒や厚紙の包装材が入っているのをつい何度も夢想してしまう。

多分ここまで来ていると病的レベルかと自分でも思う。



 家の本棚、いやもう本置き場といった方が正しいものはすでに容量オーバー寸前であるにも関わらず、着々と積まれる古今東西の名作の数々。

 千をゆうに超えた私の精鋭をすべて読み終わるのはあと何年かかるだろうと考えてみることも時々ある。
20年…はたまた25年か…

 何せ今週は月の出がよいから本が増えると、月のせいにしているが、多分関係ない。

 ただそれだけが言いたかったのである。