とあるきっかけで、過去の自分のインスタを振り返ると、去年の5月19 日に併読をし始めたことについてポストしていた。


 そのポストでは併読のことを格好を付けた自分語で、「スクランブルリード」と呼んでいた。

複数の作品を同時に読むことで、意識のながれを交差させるといった意味合いと勝手に決めたものであるが、特に重要な意味はない。



 ジャンルの異なる作品同士を「スクランブルリード」し、片方で疲れたものに気分転換を施す効果や、いくつかの好きなアニメや週刊漫画の第〇〇話といった感覚をもたらすことを期待し、愉しむつもりでいたのではあるが、途中から短い時間での短編通読を行うようになった。

 結局どっちつかずになって、どちらか片方を途中下車することになってしまうからで、本に悪いと思ったからである。

 もう一つは単行本を読み始めたものの、続きを会社の昼休みや外出先で読むには、持ち運びに嵩張ったりするため、そちら用で文庫本を読むというものであるが、こちらのケースは殆どない。
単行本は色々持っているものの、大きさの関係で家でも専ら文庫本を選んでしまうからである。

 といった、取り留め無い持論を展開してみたのであるが、併読が何か効果をもたらすかは、読む人の裁量によるのではないかと思う一方で、一種の気分転換として、併読による意識のスクランブルも時々はいいのかとも思ったりする。