Fender USA 1979年製→78年製ストラト パーツ組込みと最終調整 | RE/F-TECH の足あと by u-tak

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旧き良きギター、アンプを中心に、修理、カスタムする小さな工房である。。。
子供たち(子役)の成長記も、ぼちぼちとお届けします。

6月から、東京都も体育館が使えるようになりました!

末っ子次男のバトンレッスンも、ようやく青空レッスンが少し減りそうです。

日焼け止めはしっかり塗る様に言っているのですが、マスク焼けがひどくなっているので、本当に助かります。。

 

 

さて、タイトルに1979年製と書いてログを残し始めてしまいましたが、おそらく1978年製のストラト、いよいよパーツを組み込んでいきます。

→ (2023.11.27追記)ネックヒールの4桁デイトスタンプより1978年製と判断しました。

 

まずは、ピックガードにピックアップアッセンブリを組み込みます。

ピックガードは以前にも紹介したLate70'sドンズバ品。

PUはストック品で78年が揃わず、78年製と79年製の混合です。

→ (2023.11.27追記)最終的にPUは全て78年製となりました。

フロントPUとミドルPUは78年製。

当然ながら、ロットまでは揃っていません。

リアPUは79年製。

継ぎ足しされていた白リード線は思い切ってBelden8503に交換。

→ (2023.11.27追記)リアPUも最終的に78年製に交換済。

ポット類、コンデンサーは78年製のもの、セレクターSWはCRLの70年代末~80年代のもの。

プラパーツはLate70's特有の、真っ黒くろすけ。

コントロールノブとPUカバーは年代鑑定が難しく、ちょっと古そうなものとしか言えず。

セレクターノブは近年もの。

 

ピックアップアッセンブリが準備できれば、いよいよギターとして組み上げて行きます!

 

この年代のシンクロナイズドトレモロを取付け。

アウトプットジャックプレートを取付け。

これはSwtchcraft製のジャック含めてオリジナル。

先ほどのピックアップアッセンブリの回路をはんだ付け。

ピックガードをネジ止めしてボディーは完成。

ネックを組み込みます。

ギターになってきました!

弦を張って、調整。

アームは恐らく近年もの。

2弦と3弦がビビります。

1-3弦のナットの切込みが限界まで低い。。

そのうちナット交換するとして、応急処置を。

 

透明なセロハンテープをナットの前後に貼り、

UV効果型の硬質レジン(樹脂)を2弦と3弦のナット溝へ。

UV照射~~~!

2時間くらいで固まります。

 

以前にも紹介したかもしれませんが、金属の組織などを分析する際に、樹脂埋め研磨して顕微鏡で見るのですが、その時の樹脂埋めがヒントで始めました。

最近ではダ●ソーなどでも硬質のUVレジンが少量で売っているので、多用しています!

しかも、色まで付けられますので、助かります~(笑)

 

固まれば、先ず盛りが多すぎた部分を削ります。

こんな感じです。今回は透明のまま使用。

そして、フレットフィラーで溝切り。

角度はペグに巻かれた時に、弦がペグに向かう角度で。

 

Rゲージでナットから出る弦の高さが目指すRに並ぶよう確認しながら溝を切っていきます。

今回は1弦の溝は埋めていないので、1弦だけちょっと低いセッティングで完了。

 

オクターブチューニングもバッチリ合わせて完成です。

重量は4.44kgと重いですが、その分ガツンと締まった音がします。

 

ハードケースもLate70'sのコンディションの良いものを調達。

ようやく、完成です。

しばらくは、このギターを弾きながら調整して育てます~

 

あ、そういえば曲も作らないと。。

 

 

 

 

では、また。

u-tak