言葉には系統樹があると思うのです。
前回話題にした「spring」もそうです。元々は湧き出すとか吹き出すという意味(脳に浮かぶイメージ)だったのだろうと思います。芽吹くとか噴出するといった意味から、日本語でいう春やバネといった単語が派生したのではないでしょうか。英語の語源をちゃんと調べたわけではないので悪しからず…ですが。
だから、日本語では春、バネ、泉、源泉、青春などと違ったイメージが繋がりますが、英語だと同じイメージに集束するんじゃないでしょうか。
このように系統樹を源泉に辿っていくためには、似たような言葉を列挙していくと理解しやすいと思います。
例えば、衝動、動機、原動、発心などは共通した根っこを持っていると考えることができます。そうやって類推したり相似を探したりしていくと言葉が集束していきますが、それと同時に言葉に対応した「空間」も集束していき「元型、原型、型枠、類型…」が明らかになっていきます。
ヒトはパッと衝動が湧いてきます…
直観的に衝動が湧いてくるわけですが、その直観は、その時点に心に在った「空間」すなわち布置(コンステレーション)に基づいて行われます。ですから、心にどんな「空間」を置いているか?によって直観は左右されますし、心に浮かんだ「空間」の違いによって正しい直観だったり間違った直観だったりします。
人々が持つ感情や直感や論考に影響を与える無意識から湧き出す泉源の衝動には、どんなものがあるのか…
その源泉の「型」を押さえた上で議論したり対話したりしたら事前に布置(コンステレーション)を俯瞰できるのではないか…
選びたい…
探したい…
戦いたい…
守りたい…
貯めたい(増やしたい)…
顕れたい(目立ちたい)…
隠れたい…
和したい…
虐めたい…
話したい(伝えたい)…
知りたい…
(こうした型枠をもうちょっと厳選していきたいと思っています)
そんな程度の衝動の組合せパターンで人類という動物は動作しているように思います。みんなが自分の衝動や感情を自覚しながら対話したり生きたりすることができたら、布置(コンステレーション)を感じながら正しい直観を育むことができるのでは…
その辺りを認知し入力できるような仕組みを創ってみたいものです。
追記:
話したいより伝えたいでしょうし、知ると伝えるは表裏。
追う逃げる、フリーとダム(壁)、近づく離れる、閉じ込め、捕まえ、この辺りは類似ですね…
整える乱す、許す、創滅(生死)、拓く終う、光り闇みなども…
動く止まる…、出る籠る…、受け与え…
もう少し調整が必要です。