軍師官兵衛:第15回 播磨分断 第4幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

♪ DEAR MY LIFE ♪

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

小寺の殿に、播磨評定が失敗に終わった事を報告する、
 官兵衛の父=黒田職隆(くろだ・もとたか)
突然の出来事に狼狽した小寺政職は、その場にいた家老、
 小河良利(おごう・よしとし)江田善兵衛(えだ・ぜんべえ)を詰問するが、
 彼らにとっても、寝耳に水のことだった。

すぐに戦の支度だ!と焦る政職を諫める職隆
落ち着きを取り戻した政職は、ハッと気付く。
 櫛橋は自分の縁者であることから、自分まで疑われるのは困る。
 官兵衛を通じて自分の潔白を秀吉伝えるように求める政職。



評定で寝返った者の中に、兄の左京進がいることを、
 官兵衛の叔父=休夢(きゅうむ)から聞かされる光(てる)
播磨が二つに割れたことから、
 間違いなく戦になることを示唆する休夢。

翌日、善助と共に櫛橋左京進の居城=志方城を訪れる官兵衛
 すでに城内は、戦支度で戦々恐々としている。
>やはり、恵瓊殿でしたか。(官兵衛)
>お久しゅうございます。(恵瓊)



早速、左京進の前に着座する官兵衛善助
>義兄上、お考え直しいただけませぬか。
>このままでは、またもや身内が敵味方に分かれ戦うことになります。
>光や、力殿が悲しむだけでございます。(官兵衛)


>おぬしの口車には乗らぬ。(左京進)
>恵瓊殿の乗られまするか。(官兵衛)
>なんだと?(左京進)
(この切り返しは、怒らせるだけだと思うけどなぁ~)

>兄上は、まんまと調略されたのですぞ。
>この戦、毛利に勝ち目はございませぬ。
>その毛利につけば、櫛橋家は間違いなく滅びます!(官兵衛)


>黙れっ、官兵衛!(左京進)
>毛利に勝ち目がないとは聞き捨てなりませんな。(恵瓊)
>福原、上月の戦を見れば、一目瞭然。
>今の織田に勝てる者がいるとは思えませぬ。(官兵衛)


>確かに織田に勢いはある。あるいは天下を取るやもしれん、
>しかし!信長殿のあの御気性では、そう長くはもたん。
>五年、、いや、三年のうちに足元をすくわれるでしょうなぁ。(恵瓊)

(あおむけに転びけり・・ここで出すのね。^^)

>ありえませぬ。天下統一は織田家の悲願。羽柴様をはじめ、
>一騎当千の御家来衆が信長様を支え、お守り致します。(官兵衛)


>能書きをたれるな。。。
>おぬしの話しなど、聞きとうない・・・。帰れ。(左京進)

>考え直していただくまでは帰れませぬ!(官兵衛)
>くどいっ!!(左京進)

中座して官兵衛と面と向っていた左京進は、ついに刀を抜く。
 それを見た善助も、咄嗟に刀に手をかけるが、
 官兵衛が、それを制止する。

>義兄上、考え直していただけるとあれば、
>この首、喜んで差し上げまする。(官兵衛)


そう言うと、自らの首を、
 左京進の刀の刃に近づける官兵衛。

>それがしが憎いあまり、今の兄上の目は曇っておられる。
>目を覚ましてくだされ。
>ここで毛利につけば戦は長引くばかり、人が無駄に死ぬだけです。
>お考え直しください、この乱世を終わらせる為にも!(官兵衛)

(台本では、喉元に突きつけられている刀を、あえて顔の前にしておき、
 自ら首筋に持ってくる所作は、ひと工夫あって面白かったです。
 しかし最後の台詞は、今頃、言っても遅い~って感じですねぃ。)



その問いかけ対し、刀を横にはらう左京進
 官兵衛の頰に、うっすらと血がにじんでくる。

>官兵衛、次に会う時は戦場だ。(左京進)
(不器用な左京進の、彼なりの「じゃあね」という別れの言葉=金子ノブアキ・談。
 彼の後ろ姿、背中から切なさが感じられるシーンでした。)

そう言い残して、その場を立ち去る左京進
 続いて恵瓊「いずれ、また」とだけ言い残して去る。
その場に残された官兵衛は、苦渋に満ちた表情を浮かべ、
 その拳で床を殴りつける・・・。



三木城を取り囲む羽柴軍。西の守り、上月城はどうする?
宇喜多直家は、またまた仮病?それともホントに病気にゃのか?



ついに登場、小早川隆景(鶴見辰吾)の鎧姿!



信長の命令は?どうする官兵衛?

▼軍師官兵衛:第15回 播磨分断 ~左京進の笑顔~