Dream High:第1話 ヴィクター・ボルゲ | ♪ DEAR MY LIFE ♪

♪ DEAR MY LIFE ♪

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「ドリーム・ハイ」第1話、ヨン様が下す課題、
二つの曲を同時に演奏する、その曲名を答えなさい~と、
このシーンを見ていて思い出したのが・・・、

$♪ DEAR MY LIFE ♪

この手法を自己のパフォーマンスとして極め、
ピアノ界のチャップリンと評されるまでになった、
ヴィクター・ボルゲ氏でした。

「ドリーム・ハイ」の劇中でも、
何の為に歌うのか?誰の為に歌うのか?が、
テーマになっていくみたいですが、
お客さんあっての、奏者~という意味では絶品の奏者ですね。

以下は、氏のお得意のレパートリー。
「何を弾いてもハッピーバースデーになっちゃうシリーズ」

冒頭のMCでも、

ベートーベンをスペインの作曲家と紹介してみたり、
目茶苦茶なこと言ってますが、日本語字幕がないとキツイので、
初めてのかたは、1:20~からで。



1:20 暗転
2:15 月の光 ドビッシー
3:28 ???
3:40 月光 ベートーベン
4:20 ???
5:00 夏の日の想い出

次の動画も、上の動画の続きですが、
MCが長いので、演奏を楽しみたいかたは、2:20~へ。



2:20 ブラームスのワルツ(MC=何て曲だっけ?)
2:40 ???
3:25 ショパン(MC=ノックアウトダウンと説明)
3:43 ???
4:58 モーツァルト
6:00 ガーシュウィン

彼の講義「ピアノの歴史講座」では、
昔のピアノは、ロールスロイスより大きかった~とか、
巨大な鍵盤を肘を使って弾いたものだ・・とか、
自分の演奏する曲名を忘れたり(勿論ジョークです)と、

もう、ハチャメチャな演奏会ですが、

クラシック?と言えるかどうかも微妙ですが、
とにかく、お固いイメージのクラシックを、
物凄く身近に感じさせてくれるピアニストでした。

こちらは、彼の80才を祝うバースデーコンサート。
曲は、モンティーヌの「チャルダッシュ」ですが、
同じ時期の映像で、バイオリン版もありますが、
やはり、リコーダー版は、最高です。



7:42 ドクターはいませんかぁ~??(=◇=;)

笑顔が、とてもチャーミングなおじいちゃんですよね。
こんな風に年をとりたいものだと感心させられます。


【ヴィクター・ボルゲ Victor Borge】

1909年にデンマークで生まれ。2000年没。
ピアニスト・エンターティナー。

ピアノの技術は勿論、一級品だが、
ただ単に演奏するのではなく、
音楽で聴衆を魅了するユーモアがある。

ローゼンボムで生まれたデンマーク人のコメディアン、
指揮者、ピアニスト。両親はユダヤ人。

彼の両親はデンマーク王立チャペルのミュージシャンで
彼の父はバイオリニストで彼の母親はピアニスト。
母親同様、2歳でピアノのレッスンを始め、
すぐに彼は天才だということが明らかに。

彼は8歳で最初のピアノリサイタルをおこなった。
1918年、彼は完全な奨学金で
旧王立デンマーク音楽アカデミーに入り、
オリヴォクラウスの下で勉強した。

そのユーモアセンス故にヒットラーにも目をつけられ、
第二次世界大戦時、ヒトラーの母国デンマーク侵攻時、
フィンランド、そしてアメリカへ移住。

そして、映画から英語を学んだ彼は、
新天地でユーモアとピアノを組み合わせた、
独特のエンターテイメントをつくりあげた。