パレスチナのガザ地区南部ハンユニスで24日、イスラエル軍が国連難民救済事業機関(UNRWA)の施設を砲撃し、少なくとも9人が死亡し、75人が負傷しました。UNRWAガザ事務所のホワイト所長が明らかにしました。

 

攻撃を受けたのは避難民約3万人が身を寄せていたUNRWAの職業訓練所。800人が避難していた建物の一つに戦車の砲弾2発が命中しました。

 

マックゴールドリック国連人道調整官(パレスチナ担当)は、建物が炎上し、多くの人が現場から逃げられずにいると話ました。

 

UNRWAのラザニ事務局長は「施設は国連施設と明確に記されているし、その位置情報はイスラエル当局と共有していた」としてとし、「戦争の基本規則を再びあきらかにした」と述べました。

 

砲撃についてイスラエル軍は、ハンユニスの広い地域がイスラム組織ハマスの戦闘員の拠点になっていると主張しました。

 

イスラエル軍はエジプトと境界と接種するラファのイスラム教礼拝所も空爆。住民は粉々になった廃墟から聖典の破れたページを集めました。

 

ガザの保健当局は24日、この24時間ににイスラエル軍の攻撃で210人が殺されたと発表しました。(ロイター)

 

 

2024年1月26日付「しんぶん赤旗」より

 

何しろ紀元前から争ってきた因縁がありますから、理性的に解決がむずかしいのでしょう。こういう時こそ国連のでるときだと思うのですが、そういう訳にもいかないのでしょう。