ちょっとした細かな工夫 | 伊川佳孝の『食から始まる幸せを』

伊川佳孝の『食から始まる幸せを』

青森市にある中華飯店 「広州」のオーナー「伊川佳孝」のブログです
幸せを感じられるレシピ、医食同源、お店の紹介、ライフハックなどのことについてアップ出来たらと思っております

 

 ちょっとした細かな工夫

こんばんは(^^♪

 

今日は料理は愛情という話

 

ちょっとした細かな工夫

常に考えながら広州の料理を作っています

 

どの料理にも言えるかもしれませんが料理って

本当に難しい

ただレシピがあり、その通りに作れば

同じものが出来るってわけではないんです

 

季節によって野菜は全然違う

キャベツや白菜が特に違う

春は柔らかく冬は硬い

揚げ方や火の通し方が全然違う

 

ちょっとした工夫で味付けも見た目も全然

変わってくるんですね

 

広州ではお持ち帰りもやっています

 

料理によってはお持ち帰りと

店内で食べる場合

作り方を変えています

 

 

特に回鍋肉なんかは気を遣います

キャベツを油で揚げるんですが

揚げてすぐ作ってしまうと油っぽさが

料理に出てしまうので

揚げた後一回違う料理をはさんだり

一番最初に揚げて

油が切れた一番最後に作ったりもします

 

お持ち帰りの場合は

さらに浸透圧でキャベツからも水分が出るので

作り終わった回鍋肉を一回ザルに切り

余計な油や水分を切った後

テイクアウトパックに入れます

 

チンジャオロースなんかも

店内で食べるときは

ピーマンとお肉を一緒に揚げるんですが

テイクアウトの時は別々に揚げて

ピーマンはシャキシャキ感が残るように

余熱で火が通るように浅めに揚げて

リードペーパーに乗せて冷蔵庫に入れて

一回粗熱を取って

味付けした肉と和えてから

テイクアウトパックに盛り付けます

 

かなり手間なんですが

一緒に炒めちゃうと色も変わるし

シャキシャキ感がないんですよね

時間がたってから食べるものなので

 

味付けもちょっとだけ

テイクアウトのものは濃いめに味付けします

浸透圧で野菜からも水分が出ますからね

 

麻婆豆腐なんかも

テイクアウトの場合はほんの少し

硬めにとろみをつけたりします

 

どれもこれも

「愛情」

だと思うんです

 

お客様の事を想い

どうやったら美味しい料理を食べていただけるのか

 

もちろん、人間なので

料理人すべて同じクオリティーで

作れるわけがない

一つ一つ手作業で作ってるので

同じ料理を出せるわけでもない

 

それでも!!

 

できるだけ「愛情」を

料理に乗せて作っていきたい

スタッフにも

「愛情」を乗せて料理を作り

「愛情」をもって接客してほしい

 

そう願い、出来るだけそういう体制を

作っていきたいと思う今日この頃です

 

それではまた

 

 

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食から始まる幸せを♪

 

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