新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛で、

自宅に閉じこもることが多い昨今。


気晴らしのできるレジャーも極限的に少なくなっていて、

悶々とした日々を送ってらっしゃる方もいるかと思います。


僕もコロナ前は休日無しで仕事をしていたため

随分ノンビリ過ごしております。


テレビは元から無くって、インターネットも必要最低限でやっておりまして、

テレビでたくさん流れているであろう

繰り返されるネガティヴな情報は

あまり入って来ず、

ある意味仙人のような暮らしをしているかもしれませんね(笑)


情報が少ないと損をすることもあるでしょうが、

感情の起伏も不安も少なく、

シンプルに楽しく生きていられます。


普段だと

忙しくても、ダンスに対する向上心だけは消えることがなく、

レッスンスタジオに通って

自分のトレーニングや情報集めをしに行くわけですが、

今はそれも出来ず、

今の身体に染み付いた動きの引き出しや、自前の知識だけで自主練しています。


それがとても楽しいのです。


音楽に合わせて自由に踊ってる中で

自分だけの動きの組み合わせが

ドンドン生まれ、熟成されていくことが

実感されるからです。



クリエイティヴになるためには、

こうした外部の情報の遮断も

時には必要なんだろうと思います。



思えば日本の歴史において

文芸、学問、芸術が独特な発展を遂げた時期は

鎖国をしていた時期です。

江戸時代の元禄文化 (浮世絵とか)、

平安時代の国風文化 (源氏物語とか)、


これってなんか、

外気が入らないように

容器に密閉され、

発酵熟成された漬物が

独特な風味を出すことに

似ていませんか?


「情報を閉ざすことで生まれる独創性」







今日はそんなことを考えておりました。