子どもが家の中から道路をみている。
「家の近くの道路でたくさんの車が走っているよ。みんなとっても急いでいるみたい。たくさん追い抜いたり追い越されたりしているよ。」
このように、小さな日常の中でも「争い」は起こり続けている。
「争いが絶えない世の中だなぁ。でも、世の中には2種類の争いがあると思うんだ。
ひとつめは「競い合う争い」
これは人と人が相手に勝つために争うんだ。お互いが全力で戦うことでお互いに切磋琢磨できるんだ。
ふたつめは「利益を得るための争い」
これは自分自身が得をするために相手から略奪するための戦いをするようなことを指すよ。会社が商品開発や販売戦略などで利益を多く手に入れようと他の会社と争うことはひとつめの「争い」に分類されるよ。これは他の会社から略奪するのではなく、お互いに競い合っているからね。
ふたつめの「争い」として代表的なものが「戦争」だね。
戦争はたくさんの人を悲しい気持ちにする恐ろしい争いだよ。
戦争では勝者こそが正しいと思われることが多い。
でも、、、、、
強いものが弱いものから略奪したにも関わらず強いものが正しいという扱いをされるのは間違っている!!!
そう思うんだ。
そもそも、略奪するために争うという概念が間違っているんだ。
この争いをとめるために4歳のぼくに何ができるだろう。
今、ぼくにできるのはこの文章を世界中の人にみてもらうことだけだ。
ぼくは早く大人になって、世界からふたつめの「争い」をなくしたいんだ!」
このように語ったのは今年の1月に4歳になったケンジくん。
彼はその後、関東地方でトップレベルの私立中学校に入学し、外交官を目指す。
しかし、中学3年生の部活引退を機にYouTubeにハマってしまう。そんな彼が国立大学を卒業し、2年のアメリカ留学をしてからYouTuberになることは彼自身を含め、まだ誰も知らない。