Q.コピーライト表記をウェブサイト等に表示する場合、どのような記載が望ましいでしょうか。



A.①著作権者名②公開年(発行年)③○にCの記号・・・©

 最低限これらが記載されていればよいです。








昨日、一昨日とコピーライト表記の意味について書かせて頂きましたが、今日は、表記する場合に望ましい記載について。



コピーライトについて~結論 」において、カンボジア・ラオスで著作権保護を受けたい場合を除いて、コピーライト表記は意味をなさないということを述べました。



とはいえ、コピーライト表記がないとなんとなくサマにならないというか・・・そういう感じもしますので、とりあえずコピーライト表記をする場合について私なりに見解を述べます。









【コピーライト表記の根拠及び最低限の記載】





冒頭の質問に対する回答・・・あれは、万国著作権条約の第3条の記載を参考にしております。「コピーライトについて~結論 」でも述べましたが、コピーライト表記をする必要性が生じた原因となる条約が万国著作権条約であり、その根拠条文である第3条の記載が重要と考えます。




第3条は以下のように記載されております。




「~最初の発行の時から著作権者の名及び最初の発行の年とともにCの記号を表示している限り、その要求が満たされたものと認める。~





発行は、ウェブサイトの場合、サーバーにアップロードした時と置き換えてよいでしょう。要は公開した時ということです。




これらに従って記載すると最低限の記載としてはこのような形となります。




「©山田太郎 2010」








【コピーライト表記提案】






うーん、えらく簡素な感じで、ちょっとサマにならないでしょうか。ということで、巷で行われているコピーライト表記等を基に私なりのコピーライト表記を以下のように提案致します。




Copyright© 2010 山田太郎 All Rights Reserved.

本サイトに掲載されている文章・イラスト・写真等の無断転載・複製は禁じております。
また、本サイトに掲載されている全てのコンテンツは著作権法並びに国際条約により保護されております。」





といったところでしょうか。えらくごわごわとしてしまいましたが・・・・



まあ、サマになる記載ということで上記の記載を紹介しましたが、表記方法はほんとそれぞれで、ディズニー社なんてえらく簡素なものです。



「©Disney」若しくは「c Disney All Rights Reserved.」



だいたいこんな感じの表記にしているようです。



とまあ、コピーライトについて連続して書きました。また、著作権について色々と書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。




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