スピーチコンテスト | なむっちの 書きたい放題!!

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病気後

日本語教室に参加出来なくていたが


先日

スピコンに参加することになった

アメリカ人の男性ALTの書いた

原稿の手直しを依頼された


その原稿は

外国人にとって

日本語がいかに難しいかを物語っていた


流暢に日本語を話せるようになってきた彼だが

自分の気持ちをあらわすのは

とても難しいようだ


話し言葉を

そのまま文章に起こせばいいのに

それがなかなかできない


特に自分の考えや言いたいことを

文章にするとなると

思ったことの半分も書けない


原稿の後半部分に至っては

何を言いたいのかさえも分からない

そんな文章になっていた


1文ならまだしも

何十もの文章を考え

つなげていくのは大変なのだろう


原稿の手直しをする時に

私が心がけていることは


話者の考えをしっかりと聞き

話の焦点を明確にする事


そして

1つ1つ丁寧に語りかけるように繋げていく

講演会などの演説ではないので

わかり易い言葉を使い

話者が話しながら

自分の言葉を納得できるような原稿を心がけている


次に大事なことは時間だ

規定の時間に合わせて長さを決める

実際に読んでみて

かかる時間を確かめ調整していく


最後に

原稿を手渡すときにお願いする事がある


それは

読点や句読点を意識し

ゆっくりと話す事

読むのではなく話すのだ


難しいイントネーションは

正しい物を何回も聞きながら身につける

何より大事なのは

聞いて貰う事


こんな無理難題をお願いして

原稿をお渡しする


日本人だって

人前で話すのは大変なのだが

話者の外国人の努力を期待し

後ろからそっと背中を押している


今回のスピコンは大成功だったらしい

賞賛の言葉を貰えたという連絡があった


良かった! 良かった!!