昼食に
ざる蕎麦が食べたいというので
作り始めたところ
夫が
塩ラーメンあるか？と聞いてきた
袋麺ならあると答えると
返ってきた答えに驚いた
お前も食べるのなら
俺が作ってやると言うのだ
結婚して初めて聞いた言葉だ
驚きと嬉しさの両方で
私の顔には締りがなくなった
たかがインスタントラーメンだが
我が家では奇跡だ
と言っても
野菜と肉は切って準備をしてくれ！
だったが・・・
私は食器や漬物の準備をしながら
夫が作るラーメンを待った
味は普通の塩ラーメンだったが
心で感じた味は
高級料理にも負けない味だった
食べながら
結婚して初めてだと言うと
夫はそうか？と言いながら
否定もしなかった
食事のあとで
ご馳走様でした，美味しかった！！
と言うと，夫も嬉しそうだった
こんなありきたりのことで
感動している私を
人は笑うかもしれないが
我が家では違うのだ
本当に奇跡に近いことなのだ
作らないと言うよりも
作れないと言ったほうが
いいのかもしれない
他のメニューは絶対にない
だって，ほかにできるものはないから
台所に立つときは
自分のお酒を取りにいく時だけ
私が留守の時には
自分で作ることもあるらしいが
その時にもラーメンだ
今まで
妻として夫を甘やかし過ぎた結果だ
今日は貴重な経験をした！！
これが最後ではなく
これからもあるといい！
勿論メニューはラーメンだが
味は，味噌も醤油もあるし・・・