四季とは1年の間に移り変わる

春夏秋冬の4つの季節。

茶の湯は四季折々のしつらえや道具を取り入れて物語を紡ぐ遊び、

四季があってこその茶の湯だと考えるのですが、

四季それぞれの期間の概念が

茶の湯の世界と一般的な実社会とでは

随分なズレを生じています。

 

 

たぶん、気象庁のいう四季が世間の皆さまの思う四季なんでしょう。

茶の湯の四季とは随分ズレがありますなぁ。

 

気象庁の四季(気象庁HPより)

春 3月から5月

夏 6月から8月

秋 9月から11月

冬 12月から2月 

鏡餅お正月は冬なのに「新春」なのね。

 

茶の湯の四季 旧暦です。

春 一月から三月 

鏡餅お正月は春だから「新春」です。

夏 四月から六月

秋 七月から九月

冬 十月から十二月

 

新暦に置き換えてみると大体ですが

春 2月から4月 

鏡餅旧正月は新暦2月だから「新春」ね。

夏 5月から7月

秋 8月から10月

冬 11月から1月

こんな感じです。

 

茶の湯の四季でお話すれば

茶の湯の夏は端午の節供くらいから

ちょうどしつらえも炉から初風炉に変わるころ、

きものも単衣に変わるころです。

そして夏の終わりに夏越しの祓、

秋の始まりの節供が七夕。

しっくりきますよねぇ。

 

気象庁の四季でいくと端午は春の節供で

七夕は夏の節供ということになってしまいます。

この辺り、違う違うと大声で言わなくても

ひっそりと

「お茶の世界の季節ではありませんねぇ~」

と呟いておきます。

 

 

 

では2024年今年の茶の湯の夏はいつまででしょう?
旧暦六月末日夏の終わりの日が新暦8月3日で

立秋が8月7日ですから、だいたいそのあたりまでということでしょうか。

今年の旧夏越の祓は8月3日

旧七夕は8月10日です

 

お道具もたとえばお軸の「夏」の字が入っている「夏雲多奇峰」など

急いで掛けないと時期を失います。

まだまだ暑いけれど、秋の雰囲気のお道具でしつらえなければ!

 

 

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夜しか時間が取れないけど…

それでも紅雲庵なら大丈夫ですよ。

 

 

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