雨安居とは
インドでは6~10月頃、雨期となります。雨期には川が氾濫し、交通が困難になります。
また、この時期は草木や虫がよく成長する時期にあたります。
そこで、足元の悪いこの時期に外出し、小虫を踏み潰したり、新芽を痛める恐れを考えると、
出かけないのが一番、洞窟や寺にこもって修行に専念することになりました。
やさしい仏教入門より
大徳寺高桐院義山筆 雨の日でもみんな集まって語らえば愉しいね
そんな感じの和歌。
「もろともに こころをかたるまどいには さみしきあめもうれしかりけり」
ところが、この日雨が降らなかったんです。
降ってほしかった!
玄関に五輪塔 岡田宗凱作
数年前にリクエストして作っていただいたものです。
淡々斎好蛍籠を花入に 香合は印度土産象さん
棚にレプリカですがガンダーラの仏頭
有楽棚に仏器棗
釣瓶水指
笹百合と半夏生
これに芒を入れようかなってところを
茶花は引き算、物足りないくらいでヨシ!という
先日の自分で言ってた言葉を思い出してここでやめとく。
縁高での主菓子は紫陽花 川口屋製
笑庵柴山利彌作奥高麗で濃茶を煉ります。
茶杓 妙喜庵士延 銘 一刻
出帛紗 印度土産サリー生地
官休庵の茶の湯男子がお正客をしてくださったのでお流に習い「煉りあと拝見」
でしたかしら、濃茶を皆さまが喫み終わった茶盌の中の拝見がありますのよ。
庵主は「公開処刑」かしらと。
各流入交のお席ですからあちこちから喫まれたのね、何か所か吸いあとが残り、
煉り具合はよろしかったようで一安心です。
香狭間透莨盆を運び出して薄茶。
ミャンマーの托鉢鉢を持ち出して
実はこちらが見立て菓子器でございます。
種合わせ「雨」に「蝸牛」
雨が万年堂製、蝸牛が芳光製。
秋二、不二見などなど夏茶盌で一服差し上げました。
そしてこの後は点心一献その後も「こころをかたるまどい」
よく遊びました!
お客さま皆さまお出かけいただきありがとうございました。
雨安居の趣向には過去2度ほどチャレンジしていますがなかなか上手く出来ません。
実際修行が足らないんでしょう。反省してまた精進いたします。
懲りずにお付き合いくださいませ。
次回は7月20日土曜日「夏越しの祓茶話会」です。
紅雲庵での茶の湯遊びをまとめました。
こちらをどうぞ⇒紅雲庵では
茶の湯を始めてみたい方には体験お稽古をおすすめします。
詳細はこちら⇒体験茶道のお誘い
7月28日(日)には「薄茶のすゝめ」を開催します。
詳細はこちら⇒「薄茶のすゝめ」
その他おすすめイベントのお知らせもご覧ください。
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紅雲庵では予約制お稽古「あかね塾 紅雲庵茶の湯ラボ」と
毎月一度お遊びの「茶話会」を開催しています。
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お気軽にご参加ください。必ず「お茶は愉しい」と感じていただけます。
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こちらもあわせてどうぞ⇒こういうお稽古をしています
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