皆さま、お久しぶりです。お元気でしょうか?
今年も早いもので師走になりました。
仕事をしたくないので、窓から雪景色を眺めながら、今年を振り返れば……
ブログの更新を休み始めた3月中旬、雪が残る旭川に行きました。
打ち合わせが終わって、協議会のお偉い様達と焼肉屋さんに行き、その後に高級そうなスナック?に行った。いくら能天気なちゃん公でも、初対面の男性を前に、焼き肉をバクバク喰えんし、酒もガブガブも飲めん。
あ~、欲求不満じゃ!!腹が減ったぞ!!
そう思いながらホテルの玄関に着いたとき、国道を挟んだ正面で、店内が眩しく輝いたセブンイレブンがあった。
「メシじゃ、晩メシを買いに行くんじゃ!!」
しかし、道路脇には凍った雪が残っている。
ちゃん公だって、まだまだ元気。可愛いいエゾシカのように、ぴょんぴょん跳ねれる。
凍り付いた雪の小山を、軽やかにまたげば……
ぬおっ!!
滑ったじゃ!!………やっちまったぞ。
両手と両膝を地面につき、右の足首が猛烈に痛い。最近の滑り止め用の砂は、性能が良くなったのか丸くない。トゲトゲとした三角の砂が、手の平と両膝に刺さっているのが分かる。
「痛い!、痛い!!」
足首が猛烈に痛くて立ち上がることもできず、旭川市民は優しいと思っていたけれど、立てないちゃん公の横を、自動車が走り抜けていく。轢かれてしまう。
やっとの思いで立ち上がり……よちよち歩く。
ホテルのフロントガラスに映った姿は、まるで浮浪者。短いコートは黒い泥にまみれ、両膝から血が流れている。手の平にも無数の砂が刺さり、それ以上に足首が痛くて歩けない。私はフロントに立つ従業員と視線も合わせずエレベーターに乗りこんだ。
『なんのこれしき!気合じゃ気合。
このまま札幌に帰れるか!!』
ここのホテルには大きなお風呂があり、温泉に入らないと大損をするじゃないか!!スッポンポンになれば膝の傷が生々しく、足首がひどく腫れている。先にシャワーを浴びれば
拷問
そして
「この、くそっ!うおっ!!」
熱い温泉に浸かれば、生傷が痺れてしまった。
翌日
痛い右足でアクセルを踏んだ。でも、痛い。途中でコンビニに寄れば、激痛で歩けなくなる。これは、まずいんじゃないかと……
一件目の整形外科に行けば午後から休診だった。
二件目の整形外科に行っても午後から休診。
三件目は田舎の総合病院に行けば、外来の先生がお休みだ。
どうして……どうしてこうなる。こちとら受付まで歩くのも必至!!
仕方がなにので自宅近くの病院で、やっと診察を受けることができました。剥離骨折と診断され、カチコチのギブスで固定されてしまった。
でも
仕事中のケガで、骨が剥がれれば、みんなも心配してくれる……それが普通。人間として当たり前の感情だ。
職場に戻ると、ワイワイガヤガヤと騒がしくなり、私は悲劇のヒロインになった。ヨタヨタと不慣れな松葉杖を使い、右足に巻かれた包帯が痛々しく見える。
重傷だ。
そこへ登場したのが、顔が長いだけの上司。ハニワだ。地面から少し浮かせた、私の足を見る。足元から舐めるように視線を上げ眉間に皺を寄せた。まるで、同じ痛みを感じたような顔で言う。
「ちゃん公、お前……」
なんだ
「骨粗鬆症か?」
はっ?
「カルシウムが足りないんだ。牛乳を飲んでるのか?」
こいつは人間じゃない。人間の皮をかぶった悪魔だ。私は手に持つ銀色の宝刀を握る。この松葉杖で、お前の足も折ってやる。
うおりゃっ!
………
そして、最近、ハニワが仕事をしながら、イヤホンで何かを聞いている。
「おい、ちゃん公」
なんのようだ。私は忙しいんじゃ。
「俺、石川遼もやってる、スピードランニングを始めたんだ。すげえだろ」
ほ~
気でも狂ったんか。いまさら英語を覚えて、どこで使うんだ。そもそも、あんたが英語を話せるようになるとは思えん。
「でもな、このことは誰にも言うな。すげえ勉強になるから、お前も聞いてみろ」
私はイヤホンをティッシュで拭いてから耳に当てた。
なんだ?
『余計な♪……ものなど、ないよね~~♪♪ハア~♪、全てが君と僕との~♪♪」
おい、ハニワ!!
これは、チャゲアスの『SAY、YES』だろ。
英語なのは曲名だけだ。
ハニワは中年の笑顔を浮かべて言う。
「ASKAが覚醒剤で再逮捕されただろ。だから、今年の忘年会で俺が歌ってやるんだ」
「はっ?」
「今から、練習しねえとな。ASKAは有罪だけど、俺は無罪だったしな」
ダメだ。お前、そんなことだから
横領疑惑が持ち上がるんだ!!無罪が確定したからと言って、反省する気はないのか???
「それとよ、中島みゆきの『宙船』も練習しねえとな」
おいっ
……