ご挨拶
ご訪問ありがとうございます。
食い尽くし系夫に悩まされるアラフィフ主婦のりんごと申します。いいねやフォローをありがとうございます。
食い尽くし系夫に食料だけでなく精神まで食い尽くされそうになったのでここに吐き出すことにしました。
今から20年近く前の姑のムスコン行動や嫁姑問題を振り返って書いています。
前回はこちら
忌まわしい新婚旅行から3週間がたったある日のことだった。
たまたま土日が休みになった私は姑宅に泊まらされていた。
ハイエナ経由でお泊まりの要請を受けたので何度も断ったものの、
「あんたが来ないと意味がないから」
としつこいハイエナ
もうあんな姑とは関わりたくない。お泊まりも訪問もまっぴらごめん。
姑とハイエナだけで仲良く暮らしていればいいものを、執拗に私を呼びつける姑。
一体何を企んでいるのか?
行かないと言うとハイエナがアパートまで迎えに来て無理やり連れていかれた🚙
私が行くと姑は笑顔で
「あらいらっしゃーい」
と言った。しらじらしい。
そして台所に通されるとテーブルの上には食事が並べてあり、姑は味噌汁を温めながら話を始めた。
「この前お墓を開けてみたらね、誰のか分からない骨壺が入っていたの。親戚の人にも聞いたんだけど誰のものか分からなかったからお寺に聞いたら持って来てくださいって言われたから持って行こうと思うのよ❗あなた、お寺まで車を出してくれないかしら」
は❓️
墓を開けた⁉️
墓って何でもない時に開けていいものなの⁉️
しかも誰のか分からない骨壺って何?
先祖の誰かの骨壺だからお墓に入っているのではありませんか?
それを誰のか分からないから墓から出したい⁉️
そんなことして大丈夫なの
しかも取り出した骨壺を車で運べ⁉️信じられないそんなことしたら呪われる
「お寺さんに聞いてみたらいいって言うからお父さんの骨壺も開けてみたんだけどね。今度中身を全部骨壺から取り出して洗ってみようと思うのよ❗私の友達もおばあちゃんの骨を全部取り出して洗ったことがあるって言ってるのよ。だから私もお父さんの骨を洗って綺麗にしてあげたいのよ‼️私は綺麗好きだからね‼️」
ちょっと待て。
こいつ今何て言った?
納骨した骨を洗って綺麗にしたい❓️
そんなことして大丈夫なの⁉️お義父さんが納骨されたのはついこの前ですよね⁉️
「だから明日は一緒にお墓に行きましょう❗まだ洗わないけどお父さんに会いたいからね❗」
ちょっと待てーー😱
「お義母さんそれはさすがにいけないんじゃないですか。本当にお寺さんがいいって言ったんですか?」
「いいって言ってたわよ」
「でも怖くないですか?」
「友達もお寺さんに聞いてやったって言ってたから大丈夫よ」
骨を洗うのがいいことなのか分からないけど、一度納骨したものを勝手に開けても本当に大丈夫なんだろうか。
そんなことをするのは止めて欲しい。
でも姑の性格を考えると私が何を言っても聞かないだろうし、実はいいことなのかも知れないし?
でもでも気持ち悪いから止めて欲しい。
そこから食べようとすると食べさせないようなことを言うメシハラが始まり、入浴後は下着を出して置いて帰れと言われ、ハイエナとテレビを見ていると
「布団を敷いたから寝なさいよ」
と言うので行ってみると北枕だった。
その日は姑が夜遅くまで同じ部屋にいることはなかった。
翌朝、6時過ぎに起きると姑は台所で何かを作っていた。
姑は以前から私が台所に入ることを嫌っていた。それまでも何度か料理の手伝いをしようとしたけど毎回断られていた。姑曰く、料理は自分の得意分野だから嫁にはやらせたくないそうだ。
だから私は手伝わないでいると、私が起きたことを察知した姑が声をかけてきた。
「布団を畳んでくれる?」
あれっ。
いつも私がやろうとすると嫌がってやらせてくれないのに今日は珍しいと思って布団を畳むと
私の枕の下には線香の焦げた跡のついた畳がありました。
これは確か、まだ舅が納骨前に親戚の誰かが祭壇にお線香をあげにきて下に落としてしまって焦げた畳。線香の半分ほどの長さの焦げた跡がある。
姑は舅の49日法要の後に、みんなに
「この焦げた畳はどうしたらいいかしら」
と聞いていた。
すると姑の母親が「畳は裏返せばいい」
と言った。
ちなみに私が寝ていた部屋と舅の祭壇があった部屋は別。
布団は2つ敷いてあったが、私は赤の枕カバーがついている枕の方で寝た。
とすると、姑はわざわざ舅の祭壇の下にあった線香で焦げたいわくつきの畳を私の頭の下に入れ替えたのか
ま、まさかとは思うけど、普段会えない息子夫婦が今日子作りするのが嫌だから何かケチをつけてやろうとしてこんな工作をしたのか?
でもお宅の息子さんは親がいたらできないタイプですよ。
そう思った瞬間、姑が大声で
「布団をあげなさい‼️」
と怒鳴った。
これはわざと仕込んだな。
北枕で祭壇の下に敷いていた畳の上に嫁を寝かせるとは、何だかもう死ねと言われているとしか思えない
朝食後、姑のしつこさに負けた私たちはお墓まで行った。
姑は慣れた手付きで墓を開けると中から新しい骨壺を取り出した。
そこにしゃがみこみ、
「お父さん、ごめんよ」
と言いながら骨壺を開けてじっと骨を眺めていた。
私は少し離れたところにいたけど骨壺から鼻をツンとつく独特の匂いがした。
いくら舅に会いたいからって墓を開けるだなんてどうかしている。こんなことをしたらいけない。罰が当たる。
姑は、まだ新婚の息子夫婦の前でどうしてこんなことをするのだろうか。
私はここにいて大丈夫なんだろうか?
いつかとんでもない罰が当たるんじゃないだろうか?
ハイエナはどうして姑に何も言わないのだろうか?
私は触れてはいけない世界に触れてしまったような何とも言えない不安な気持ちになって、ただただ黙っていた。