いきなりですが、問題です
『自分が生まれてからこれまで、一番人から言われている言葉はなんでしょう?』
答えは…
自分の名前です
自分の名前には両親や自分を大切に思ってくれる人が
気持ちを十分に込めてくれた最初のプレゼントです
僕が幼稚園指導しているとき
こんなことがあったんですよね…
夏の暑い日で
初めてサッカーを始める子がいて
赤い帽子に大きく「いとう(仮名)」と苗字が書かれて
その場でちょっとあいさつだけしてレッスンスタート
時間が経過する中
下の名前を聞きそびれてしまったことに気づいて…
「いとう(仮名)」くんが気になって様子を確認するため
「いとう(仮名)くん、楽しいかい?」って訊いてみたら…
無反応…
「いとう(仮名)くん!?」
無反応…
あれっ!と思って
「いとう(仮名)」くんに近づき
直接、名前を確認すると
「いとう たつや(仮名)」です
(「いとう(仮名)」くんであってるのに…反応しないな…)
そんなことを疑問に持ちながらも
レッスンが続き
下の名前を覚えたので試合中に
「たつや(仮名)楽しい?」と訊いてみたら…
「コーチ、楽しい!」と満遍の笑み
ようやく分かったんです
いつも家族や友達、幼稚園の先生、身近な人から
「たつや(仮名)」と呼ばれていたから
聞き慣れない「いとう」に反応できなかったんです
さて、いつも呼ばれている名前で呼ばれると人は安心します
名前を呼ぶということは
「あなたをちゃんと見ています」という宣言です
そして、名前を呼んでくれる人に信頼を持ちます
初めての場所
初めて会う子供たち
初めてのコーチ
『初めて」には、恐怖がセットです
また、自分の名前には
自身のアイデンティティと深く結びついています
(なんだそれ?おいしいの?って思った!?)
アイデンティティとは…
自分が疑いなく信じていること
人は、自分の名前を疑わない
呼ばれ続けてきたから、もうそれが“自分”だから
だからこそ、いつもの名前で呼んであげることで
少しでも安心感を持ってもらうことが
空間づくりには欠かせない1つのポイントです
すると
「ここは安全だ」
「自分を出して良い場所だ」
と無意識に感じ取ってもらうと
打ち解ける時間も早くなります
もし体験レッスンにお越しの際は
普段お子さんを何て呼んでいるのかを
最優先で教えてください
一緒に安心空間を作りましょう
明日は
「クラッキが絶対やらないこと」
やること以上に、やらないことをシェアする回です




