おはこんばんちは~
今日のNetflixの1本
「The Beautiful Game」(ビューティフル・ゲーム 2024年)
日本でも3月29日から配信が始まっているようですよ。
私もその存在を初めて知りましたが、実在するホームレスのワールドカップを題材にしています。
大会は実在ですが、ストーリーはフィクションのようです。
冒頭、サッカーチームの中継のようなアナウンスが入ります。
プロの試合?と思っていると、
それは子供たちが公園で練習している様子をある人が中継しているかのように説明していたのでした。
彼の名はヴィニー。
彼の所に飛んできたボールを巧みに扱って子供たちに触らせません。
大人が入ってきて、こども達の練習を邪魔するな、と言います。
そこに助っ人に入って来たのが元サッカー選手スカウトのマルでした。
彼はヴィニーにサッカーボールの入った袋を持たせると、他の者と一緒にあっちに行っていろと促します。
マルが場を収めると、ヴィニーの所に戻ってきて、他の者たちと一緒に食事に行こう、と言います。
行った先は、ホームレスのシェルターでした。
マルは、今はホームレスのサッカーチームのコーチをしています。
マルがヴィニーにチームに入らないか(大会がローマである)、と誘いますが
それがホームレスの大会であると知ったヴィニーは、「俺には仕事も車もある。ホームレスじゃない!」といって席を立ちます。
そうは言ったものの、仕事もごく一時的な物で、家も無く車中泊。実質ホームレスなのですが、ヴィニーはその現実を受け止めらられずにいます。
奥さんと小学生の娘とも別居生活で、日にちを決めて会っています(多分裁判所の決定で。そこいら辺はちょっとはっきりしていません)
反発していたヴィニーですが、結局選手としてローマに行くことにしました。
でも自分さえいれば試合に勝てると、仲間と打ち解けようとしません。
チームは6人で、試合は4人制の特別なサッカーです。
確かにヴィニーは上手いプレーヤーで、次々得点を入れ上位に食い込んでいきました。
ストーリーはヴィニーと仲間の関係。
仲間がホームレスになる前がどうであったかという話などや、
他のチームとの試合の模様などが折り込まれて進んで行きます。
マルが率いるイギリスチーム(ヴィニーが属しています)が対戦するのは、
ポルトガルチーム、
地元イタリアチーム、
面白い修道女プロタシアに率いられた強豪南アフリカチーム。
勝たねばならない理由のある女子チームのアメリカ。
ミカさんの率いる日本チーム(それほど強くない上、周りが強いチームなので気後れし、ゲームには大敗)。
でも、大会の真の目的は優勝することよりも、参加した人たちが生きる意味や、意欲を見つけることなのです。
実際、選手が足りなくなったチームはよそのチームからリクルートして良いなんて特殊ルールがあるし。
ヴィニーは実はプロのサッカー選手でしたが、上手いものの花形選手になる要素が欠けていました。
それに失望し、サッカーを止めて荒んだ生活をしていたのでした。
最後の方で、マルととの因縁が明らかになります。
いつも参考にしているIMDbの評価はちょっと低めですが、
映画としては普通だからかなーって感じです。
素材は面白いのですが、感動するまではいかない。何が問題?脚本?…分かりません^^;
でも、Netflixをとっていて、次に何観るか見つからないっていう方はどうぞ。
それなりに面白いです。
私的にはとっても明るい修道女のキャラが好きでした。日本チームもなかなかいいアクセント(笑)
ストーリーの合間にローマの名所が回れるっていうのが、この映画のおまけかな。
景色が、背景もきれいです。
参考:ホームレス・ワールドカップは2001年に、世界的なホームレスの問題解決のため設立され、第一回大会は2003年オーストリアで開催されたそうです。
毎年8日間、参加国持ち回りで開催され、コロナの間は中止になりましたが、再開され、2024年は韓国ソウルだそうです(日にちは探せませんでした)。
蛇足:ご存じの事と思いますが、アメリカや日本ではサッカーと言っていますが、ヨーロッパではフットボールと言われています。
大会委員長が「Let's play Football!」と叫ぶのを日本語字幕では「サッカーしよう!」と入っています…どうでも良い事ですが^^;