去る8月16日、夏と冬、2回開催される我々の集い。

久々ということもあり、対戦会をやろう!ということになった。
このためにちょいと真面目に準備をすることにしたのだが、
メガストーンが結構な痛手に......

それはまあ置いておこう。

今回のバトル、実はXYの環境で初めて戦ったバトルとなった。
主催である参謀さんと出会ってから10年。長い付き合いになったものだ。

まず、筆者の使った6匹のポケモンをご紹介。

バシャーモ NN:ブロイラー
メガシンカ要員。
ガブリアスと組ませてどっちがメガシンカするかわからなくなるかな?と思ったが、
ガブリアスがメガシンカするという前提条件があまり無いようで大した意味は持たなかった。
なお、もともとの特性が加速で、XYで最初に出した6V個体。
バトンタッチ、あってもいいかもね。ブレイブバードを優先したためそもそも遺伝させなかったが。

ゲッコウガ NN:ジライア
変幻自在の高速特殊アタッカー。
今回の御三家はどれもこれも気に入っているが、こいつは特性のトリッキーさを買った。
すべての技がタイプ一致で打てる事がこれほど強いとは。
フルアタッカーだが色違いを粘った副産物で6V個体。

ギルガルド NN:ロトのつるぎ
場荒らし要員。
物理特殊どちらも育てたので、どちらを使うか迷ったが結局特殊タイプを使うことにした。
キングシールドと高い打点、かげうちでどのバトルでも結構頼らせてもらっていた。
今回のMVP。素早さ0を目指したかったが6V個体。

ガブリアス NNなし
ニックネームは単につけ忘れ。大会後、「ガブりん」と名付けてあげた。
シングルバトルの物理攻撃の中核。
それはフェアリータイプが登場しても変わることはなく、
素早さ、攻撃どちらをとっても無駄のない、
最も完成された物理攻撃要員の1体と言ってもあながち嘘にはならないだろう。
フェアリー対策にアイアンヘッドを遺伝しているが残念なことに活かされる場面は来なかった。
XYでバトルハウス対策に育てなおしたためこれまた6V個体。

ヤドラン NN:ぐーたら
物理受け。ガブリアスも然ることながらメガシンカでたくさんの選択肢が生まれるため、
どれにしようか迷ってヤドランに。
熱湯と大文字で火傷狙いつつ物理アタッカーを流す。
元々の特攻が必ずしも弱くはないため、意外と打点が出せた。

トゲキッス NN:セティ
特殊アタッカー3匹目。
そこそこの耐久性、ガブリアスを殺しに来ているタイプ、
第4世代から一定の地位を持つ所謂、まひるみ戦法のパイオニア。
タイプ一致でドラゴン殺しのマジカルシャインを覚えることも大きな魅力だが、ギルガルドが来ると怖い。

と、こんな編成だった。
バトルレコーダーの仕様変更かSDカードに100件まで登録できる、
という大変ありがたい事を知ったため全試合録画したので、
6対6のシングルバトルの楽しさをご覧になっていただきたい。
そして筆者のバトルを一つ一つ確認しながら検証してみたので、
こちらも併せて楽しんでいただければ幸いである。

(敬称略)
1戦目 対 唯利  勝ち
ビデオコード:B8BW-WWWW-WWW9-648V
序盤のムーンフォースでガブリアスが倒された事が最初の誤算。
ガブリアスを一撃で屠る攻撃力あるんだね、サーナイトって。
ゲッコウガが倒れた時点で実は負けたなと思っていた......のだが、
ギルガルドが急所で体力満タンのメガルカリオを急所で叩き落としたことと、
キングシールドでカイリューの攻撃力を下げたことで、
カイリューが力押しに出られなくなったことは素直にラッキーだったと思う。
最終盤はこちらのトゲキッスが大暴れ。
まひるみでの勝利だったため運で勝ったような感はあるが、
勝てた事は素直に喜ぶべきことだ。

2戦目 対 参謀 負け
ビデオコード:NTNG-WWWW-WWW9-649H
勝った勢いのまま勝てるかなと思ったが流石に相手は甘くない。
クレッフィを倒すのに少し時間をかけすぎた事と、
メガフシギバナの特性が厚い脂肪だと気づかなかった事、
そしてトゲキッスをメガフシギバナの前に出してしまった点は我ながら痛恨の極み。
それでも結構押せたものだったのだが終盤、
ガブリアスで剣の舞を使ったのはコマンド選択直後にプレイミスだと気づいてしまった。
あそこで攻め込んでいれば相手のゲッコウガが倒れたため、
そのままガブリアスが押し切っていたのは間違いない、と考えると結構悔しいものがある。

3戦目 対 サマヨッタ 負け
ビデオコード:NFDG-WWWW-WWW9-6RWT
・・・・・・改めて見てみるとひでえ戦い方してるなあ、俺。
序盤こそ押しているものの、最早ここまで綺麗にやられるとなんも言うことはなく、
完全に読み負けたとも、ラティオスに振り回されたとも言って良い。

とは言え、一応互いに最後の1体まで使い切る戦いだったし、
最後のラティオスの流星群がもしも外れていたら、
あべこべにこちらがそのまま押し切った事だけは間違いないのだが......
それで勝っても恐らく「試合に勝って勝負に負けた」と思うことだろう。

4戦目 対 鴎 勝ち
ビデオコード:5EKW-WWWW-WWW9-6RX6
ここまで1勝2敗。
結局、先発で出すのはゲッコウガかバシャーモが一番良いと判断して臨んだ4戦目。
早々にバシャーモをメガシンカさせておいたのは我ながらそこそこ良い判断だったと思う。
熱湯や大文字での高い火傷の率がバトルを優位にすすめる一助となっていた事は間違いない。
聖なる炎が非接触技だというのを忘れていた事はまだしも、
日照りの時にソーラービームがノーチャージで打てることを完全に失念してヤドランを無駄にした己の判断を呪いたい。
ガブリアスがヌメルゴンを一撃で倒し、ガブリアス同士の戦いを完封で制し、
エンテイに神速を使わせて相打ちと1:3交換になった事も大きな勝因になったことは間違いないだろう。
ただし、最後のギルガルドのかげうちでリザードンを倒しきれなかったら、やられていたのはこっちだった。

5戦目 対 ミツ 勝ち
ビデオコード:PVFW-WWWW-WWW9-6RXP
メガシンカ候補が4体もいる事で、どれがメガシンカするのか惑わされる事に。
もっとも、ガブリアスは真っ先に候補から外したのだが。
なお、このバトルではガルーラがメガシンカしたが後で確認したところデンリュウとの二枚壁だったようだ。
最初のウォッシュロトムのハイドロポンプが外れ、
最後は相手のハッサムのバレットパンチで王者の印が発動と、
運に始まり運に終わる戦いになった。これもポケモン勝負の愉しみの一つだ。

出すタイミングを見失って最後までトゲキッスを出さずに終わってしまったが、
もしハッサムが相手の最後の1匹だった場合、完全に手詰まりになっていた。


大会後それぞれのポケモンを考え直してみたが、
バシャーモにバトンタッチがあっても良いのではないだろうか、という点と、
威力重視でゲッコウガに吹雪を覚えさせていたが、
あらためて考えてみれば筆者のゲッコウガの特性は言うまでもなく変幻自在。
最大の攻撃対象であるガブリアスにタイプ一致でれいとうビームを打てるのだから、こっちでいいじゃんか。
という結論に。
それはおいおいやるとして、

やっぱり対戦相手が目の前にいるバトルというのは燃える。
やるかやられるかの緊張感といい、相手に読み勝った時の快感と言い、
目の前にいるからこそというのはやはりあると思う。