魂の邂逅を果たして後 

放浪の旅の最中

とある能力者に

私を守護する存在を明かされた


そして…

私がこの特異体質の障りを受けずに済んでいるのは

この存在が護ってくてれいるからだと悟った


私の独特な宗教観も

遍路や護摩業 曼陀羅 出家

修験道 宇宙等に対する興味も

全てはそこに通ずるのだと得心がいった


まだ この守護存在を知る前

持病を抱える父の

予てからの願いを叶える最期のchanceと

二人で遍路に出掛けた事がある

父の残存能力を鑑み

車でのお気楽遍路だったが

2泊3日の行程では

代理行脚を含め

20番札所まで廻るのが精一杯だった


それでも 父は喜んでくれ


遍路中に撮った写真を遺影に

遍路装束を棺に


との遺言を賜っている

(幸い 父はまだ存命である)


遍路旅の帰路 

乗り換えの電車を待つ途中

ある男性に声をかけられた


ある存在と縁が深いと言う彼は

何故か私の方をじっと視ながら

その存在との縁を示す

証拠の写真を見せてくれた


正直 警戒しながらも

不思議な気持ちで彼と話し

そのひととの邂逅を喜んだ父が

遍路札を渡し 私達は別れた


彼が何故 私に興味を示したのか

彼が何故 私と話したがったのか

守護存在の正体を知って 得心がいった


その存在が何であれ

守護して頂いていることに感謝し

この体質を余すことなく活かす事

己の成すべき事に邁進すること


それが 転生の最期に

私が選んだ在り方だと

改めて 心に誓った


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