潜在意識が行動に影響を与える

 

自分で認識している

把握している意識は顕在意識

学者によって諸説あるものの

顕在意識は意識全体の中のたった5%程度

 

残りは自分では認識していない

無意識ということです

 

心理学では無意識と呼ばれていますが

頭で理解していなくても

潜在的に気づいていたり知っている

という意味では「潜在意識」という

言葉も間違っていないでしょう

 

自分では認識していない

把握していないけれども

自分の行動に影響を与えているのが

潜在意識なのですね

 

潜在意識はまるで地下鉄のように

私たちを見えない場所に連れていきます

 

地上の電車に乗っているときには

周りの景色や太陽の位置で

自分の場所がわかるし

意識的に方向転換することも

自由なのですが

 

地下鉄に乗っていると

アナウンスや表示に頼らねば

自分のいる場所がはっきりわかりませんね

暗闇をただ進むのみ

 

潜在意識は私たちの行動が

引き起こす結果を明らかにしないことが

よくあるのです

 

それが望ましい結果であっても

思いもしない悪い結果であっても

なぜそうなっているのか途中経過が

よくわからないことが多いわけです

 

 

 

役に立たないビリーフ

 

潜在意識には信念(ビリーフ)が

たくさん詰め込まれていますが

役に立つものはともかく

役に立たないものも多いものです

 

それらは小さな頃からちょっとずつ

溜め込まれていきます

自分で記憶しようとして

溜め込んだものではないために

何が入っているのかさえわからないのが

厄介な点ですね

 

例えば小さい頃から

「大人に口答えしてはいけない」

といわれ続けた人は

 

「大人に口答えすることはよくなこと」

という知識が顕在意識には入りますが

同時に潜在意識には

 

「口答えするとよくないことが起こる」

「口答えする人は悪い人」

「私は口答えしてしまったから悪い人」

「私は自分の意見をいうべきではない」

「私は自分の意見を持ってはいけない」

 

のような信念がいつのまにか埋め込まれるのです

 

これらは人によって異なるし

理論的ではない信念も含まれます

 

「うちは貧乏だから何も買えないよ」

といわれ続けると

 

「無駄遣いしてはいけない」

「お金は使ってはいけない」

「お金がないから何もできない」

 

から始まりどういうわけかそれが

 

「お金さえあればいろんなものが買える」

「お金があれば幸せ」

「お金は大切」というお金崇拝になったり

 

「私はお金がないから力がない」

「私は誰かに助けてもらわないと生きていけない」

「私には価値がない」

 

のように役に立たない信念が生まれることも

あるわけです

こうして見るとまったく理論的ではなかったり

なぜこんなふうに変換されるの?

と感じるでしょうが

掘り下げて見るまでそのおかしな変換に

気づかないことも多いのですね

 

 

人は鏡

 

自分の潜在意識にあるものを

見つけ出すのに役立つのが

「人は自分の鏡」という考え方です

 

出会う人はほぼ自分と同じ波動域の人

素敵だなと感じる場合も

嫌だなと感じる場合も

 

その部分を自分も持っていたり

その感じ方が自分の価値観を表しています

 

こんな人は好きではない

という要素を思い描いて見ることで

自分がなにをよしとして

何を悪いと思っているのかが見えてきます

これが自分の価値観や捉え方なのですが

 

例えば「怒りっぽい人」が嫌いだという場合

 

自分の中に

「怒ることはよくないこと」

「怒ることは人を怯えさせる」

という価値観や認識があったり

 

「自分に対して怒っていなくても怖い思いをする」

「怒らなくいいことで怒っていると感じる」

「いい気分が台無しにされる気がする」

という感じ方があったりしますね

 

さらに怒ることは良くないという信念があると

「自分はできるだけ怒らないようにする」

「怒っている自分は心が狭い」

と考え方が発展するかもしれませんし

 

怒る人を見ると嫌な気分がする

怒りっぽい人は他の人も嫌な気分にさせている

と信じている人は

 

「怒りっぽい人はみんなの気分を害するから迷惑」

という評価をしてみたり

 

自分に対しても

「人に嫌な気分を味わわせたくないから怒りたくない」

と思ったり

 

「怒ったら人を怯えさせる」

「怒ったら人に嫌われる」

という信念に発展していくこともありますね

 

それは本当か? 

 

というのがポイントなのですが

 

怒っている人を見た時に

すべての人が嫌な気持ちになったり

恐れを抱くということはありません

 

この人が怒るのは理解できるなと

冷静な目で見つめる人もいるでしょうし

 

この人おもしろいことで怒ってるな

と興味深く見つめる人もいるでしょう

 

怒りを正直に出せる人なんだな

そういうキャラなんだなと客観視する人も・・・

 

 

こだわりを手放すとらくになる

 

自分の感じ方や捉え方がすべて正解ではないのです

もちろん他の人が正解というわけでもなく

これは人によって捉え方が違うということを

受け入れた方が

 

自分がラクなんだよ

 

ということなのですね

 

潜在意識にある思い込みは

人の行動を制限したり

望まぬ方向に物事を進めたりしますし

 

結局は自分の潜在意識の思い込みが

自分自身を嫌な気分にさせている

ことも多いのです

 

上の例でいえば

 

本来怒りたいときに

怒りを出さないようにしたり

他の人の怒りに触れて

必要以上に怯えてしまうのも

 

本来の自分で生きることに制限を

かけてしまっていますね

 

とくにネガティブな感情を抑え込むと

それがたまってアクになることは

これまでもくりかえし書いていますが

いつか爆発したときに

苦しい思いをするのは自分です

 

潜在意識にあるものすべてが

悪者ではありません

役に立つものも当然あるでしょう

 

ですがまずはどんなものがあるのか

整理整頓することが大切なのです

 

ここで必要なのは

「書き換え」ではありません

書き換えや上書きはできたところで

一時的なものでしょう

ずっと長い間かけて埋め込まれた信念を

一瞬で書き換えることができれば簡単ですが

 

覚えておきたいのは私たちはみな

その信念を「自分を守るために」

作り上げてきたということ

 

自分が欲しくて蓄えているものなのです

 

だからこそまずは

どんなものを持っているのか見つけ出し

それを認め(自分が欲しかったものを認めること)

本当に必要ですか? とといかけ

選択肢を自分に与えてあげること

 

 

クリアリングは消去ではない

 

 

役に立たない概念を消し去ってしまおうと

しなくても大丈夫です

 

そのまま持っていてもいいのです

 

本当に必要ないなと自分で判断すると

勝手に消えていってくれます

 

それまではただ

 

整理して置いておく

 

そこにあるなと知っているだけで

いいのです

 

これまで潜在意識にいたものを

いったん顕在意識にのぼらせて整理をするだけで

あとは忘れていてもまた出てきた時に

気づきやすくなります

 

行動の動機が以前よりもはっきりわかるはずです

 

上の例で言うならば

 

これまで怒る人を目の前にすると

必要以上に縮こまってしまったり

恐れを覚えていた人は

 

怒る人を目の前にして怯える自分に気づいたら

それは相手のせいではなく

自分の持っている思い癖が

その感情を引き出していることに気づくし

 

これまで自分の怒りを抑えることが

癖になっていた人

たまに怒ると自分を責めていた人は

 

怒ることは決して悪いことではないと

自分の怒りの感情を認めたり

怒る自分の意見をちゃんと

聞いてあげられるようになるのです

 

物事や人に対する感じ方の多くは

価値観に根付いています

 

自分にどんな価値観があるのか

それが潜在的にどんな行動を生み出しているのか

 

探って

見つけて

認めて

受け入れ

手放す

 

それがクリアリングです

 

 

 

過去記事もどうぞ♪

潜在意識の書き換えは必要ない

 

 

 

With Love xoxoxo

May

 

 


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