7月9(金)-11日(日)で、広島旅行に行ってきました。
日本人として、一度は平和記念公園&平和記念資料館を
訪れなければ、とずっと思っていたので。
そんな翌週、会社の仲良しアメリカ人(あだ名、シュレック)に広島旅行の話をしたら
彼も実は広島&長崎は「アメリカ人として」行くのが
義務なんじゃないかと思って、旅行を企画しているとか。
ちょうど原爆や第二次世界大戦の話になったので、、、
戦後世代の私が感じた歴史について
会社の廊下で語ってしまいました。
小学校5年生で渡米した私は
日本の授業でも第二次世界大戦の勉強をしたし
(日本って、国語の教科書に必ず戦争の話が出てきますよね)
アメリカでも、世界史で第二次世界大戦の勉強をしました。
■日本の教科書:
とにかく、広島&長崎の原爆の話が中心。
唯一の被爆国だからこそ、その歴史は語り続けられるのが
義務だし、それは当然。
■アメリカンの教科書:
第二次世界大戦=パール・ハーバー
日本が宣戦布告した。
正直、アメリカの世界史の授業はショックを受けました。
特に、小学生の第二次世界大戦の知識って
広島&長崎、B29、被爆国、アメリカ
それぐらいの知識しかなかったので。
それにしても、アメリカの教科書で広島と長崎のことが
触れられてるのは、1段落ほど。
それに比べ、パール・ハーバーのくだりの長いこと。
さらに、パール・ハーバー襲撃の日は、
学校で黙とうさせられます。
日本の小学校が、原爆の日に黙とうを捧げるのと同様に。
どちらも、然り。
でも、歴史って、どうしても自分の国の視点で書かれるんだな、と
子供ながらにして、教科書問題について考えさせられた。
今回、広島に行って、シュレックと話して
そんなんことを
思い出した。
正直にその話を洗いざらいシュレックにしたら、
歴史=HISTORY
て綴りでしょう。
His Story (彼の話)
てことなんだよ。
彼側の話。
教科書を書いた人の物語にしかすぎない。
だから、シュレックも
「自分の目で真実を見たい。
his storyだけじゃなくて、もう片方のhis history
を聞いてこそ、ようやく理解できるもんだと思う。
そういう気持ちで、僕らは広島&長崎に行くべきじゃないかな。」
そう語るシュレック。
今まで一度もこんな気持ちをアメリカ人に語ったことはなかったし
アメリカ人が広島&長崎を訪れるのが義務と言ってくれた
その言葉に感動した。
もうすぐ、終戦記念日。
両者の"his story"
を学んで、平和について改めて考えたいと思った
広島旅行でした。