『平井堅パート１』

久々のお会いしたシリーズでございます
某ライブハウス即売でのお話し

ナゼかは存じませんがわたしが即売をしていた当時平井堅さんはそのライブハウスによく出演されていましてそこで会った回数は恐らくトップではないかと思います

まずは初日、いつものように即売用のサインを頂きに楽屋へ伺います
ホールがあって、会場、反対側に通用門がありましてエレベーターの横に楽屋はありました
綺麗で明るい楽屋なのですがスペースはそれほど大きくはありません
こちらで用意したサイン色紙は２０枚ほど
実はこの時まで平井堅さんの事を全く存じませんで（失礼な話しでありますが）一体どのぐらい人気があるのか、どんな方なのか、お顔すら知らなかったのでございます

ドアのノックすると中から「はいっ」と返事が、現れましたぞ
初めて見た率直な感想・・・
濃いっ、顔が・・・（笑）
主旨を説明すると快くサインを書いてくださると返答されリハーサル後にロビーまで持って来てくださるとの事

ロビーに戻ると支配人に今日の入場予定人数を聞きました
支配人「今日は８０人ほどです」
以前にもお話ししましたが定員は４００人ほどのホールですから８０人だと少ない部類であります
最高は８００人入った事もあるそうなのですが、これは消防庁には秘密なのかも知れません（笑）
わたし「と言う事は今日は暇そうですねぇ」
支配人「売れると良いのですが・・・、あっドリンクでもいかがですか？」
わたし「ありがとうございます、後ほどドリンクバーへ伺います」
などと話しているところへサインを終えた平井さんがロビーにご登場
平井さん「２０枚で足りますかねェ」
わたし「多分、大丈夫じゃないかと・・・」
平井さん「いつものおじさんは？」
わたし「即売部の方は人数が少ないのでここはわたしが担当となりまして、ただお店の方が忙しい時はわたしは即売はお休み、代わって即売部の方のどなたかがいらっしゃると思います」
平井さん「へー」
わたし「今後ともよろしくでございます」
と軽く頭を下げました
「コンサート、頑張ってくださいね」
平井さん「えぇ」と言って去っていかれました

でその日はシングル１枚売れまして、支配人の「今日はテナント料無しで」が出ちゃいました
あんまり売れないと申し訳ないと言う事なのでしょうか、テナント料は無しになってしまうのでございます

そして、次の平井さんのコンサートの日
前回のサインが当然余っているので、１９枚あります
余っているサインはお店に持ちかえり、お店で売れた場合はお客さんにお渡ししています
お店の中にファンの店員がいたりするとお持ち帰りする事もあるのですが１９枚しっかりありました
楽屋に伺ってご挨拶をした後、ホールへ
サインは余っていましたから今日はその話しは無しでありました
ホールに戻って品出しをしていると、真後ろからニョッと顔を出して平井さんご登場ですよ（爆）
気が付かないように忍び足で迫って来たんでしょうなぁ
気配に全く気が付かずそりゃビックリしましたよ（笑）
平井さん「あのー、今日はサインはしなくて良いんでしょうか」
わたし「この間のが残っていますので足りると思います」
と話しているところへ支配人ご登場
「今日は８４人です」
と入場者数を告げると
平井さん心なしがガッカリのご様子
「それだけですかぁ」
何かホローせねばとわたし「前回より多いじゃないですかぁ、４人も」
ホローになってるのか微妙な空気（汗）
・・・・・・
・・・・・
平井堅「そうですよね」と笑顔出ちゃったけど・・・
納得したんかいっ（爆）

平井さん「前回はどのぐらい売れたんですか？」

それを聞いちゃうのかと心の中で思いましたが正直に
「シングル・・・１枚でした」
そうですかと言って立ち去る後ろ姿がみょーに哀愁が出ておりました

心の中でエールを送りましたよぉ
「頑張れ、負けるな平井堅」と

その日のコンサートは心なしか元気のない平井さんでありました

で、この日の売上枚数・・・０枚（汗）

そして次のコンサートの日
実は前回のコンサートの間にもう一回平井さんはコンサートをされていたそうで、その日はお店が忙しかったので即売部のおじさんが行っていたのであります
帰りに本店に寄って残った商品とサインを置いて行くのでその時どのぐらい売れたかは把握していまして、お店が忙しい日なので金曜日か土曜日（ちょっと忘れましたが）となればコンサートも入場数が増えるワケでして、その分売れるのであります

そろそろ文字数がオーバーしそうなので次回パート２に続きます
話しがオチてないけど、この話しにオチがあるかどうかは不明（爆）