ゲロッパ | テレビウオッチャー

ゲロッパ

金曜日に放送されたゲロッパを録画しまして、ようやく今日見ました
まずはゲロッパという言葉の意味から
ソウルの神様、ジャームスブラウンさんの「セックスマシーン」という大ヒット曲がありまして、内容は相当エロいんですが、その曲の中にGET UPとフレーズが出てきましてこの映画の中でも西田敏行さんが歌われた時に訳が出ていましたが、まあ、そのぅ男性の体の一部がホットホットになっている状態なんでありまして、それをジェームスブラウンさんは「ゲロッパ」と歌われております
ゲットアップを通り越しての「ゲロッパ」なんですなぁ
一体どれだけ凄い事になっているんだという表現方法なんだと解釈出来ます
これを踏まえていないとこの映画は語れません

全てを見終わっての率直の感想は無駄に長いです
カット割りや構成など削れるところは沢山あるのに無理に詰め込んでいて、間延びしてしまっています
ニセ・ジェームスブラウンももっと効果的に使えば締まった映画になったのにと思いました
各役者さんは持ち味を十二分に出しておられて一部一部を見るとなかなか良いのに全体を通すとなんだかなぁと思ってしまいました
構成の失敗だったと言えます
脚本は個々の部分や本筋はまずまずなのですがさらに削れるところを削ってどこを見せ場にするかの山場への伏線にしてあれば良かったのですが言いたい事がボヤけてしまっていていまひとつでした
狙い過ぎて欲張った感がありました
西田さんのジャームスブラウンのものまねと親子の和解の部分が主題だと思うのでそれを生かせる制作にした方が良い映画になったと思います
もっと重要なのはタイトルを「ゲロッパ」にした点
つまりは凄い奴、または凄い事を表現しなければならないはずなのですが、その部分はもうひとつせいぜい「ゲットアップ」程度だったとわたしは感じました

さほどジェームスブラウンを好きではなくてかじった程度ぐらいな人が作るとこんなになっちゃうんだなと
コメディーとしてはそこそこ見れますがそれだけって感じです

主な出演者
西田敏行さん、常盤貴子さん、岸部一徳さん、山本太郎さん、ほか






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