兵庫県知事は失職を選択したようだが、失職するならもうただの人だ。

知事選に出るかどうかは個人の選択。

 

選挙があろうとなかろうと、

検察は告発されている補助金迂回の寄付金キャッシュバック事件の立件を粛々と進めたらどうなんだ?

と思ってしまった。グラサン

 

いずれにしろ、公益通報者保護法違反と併せて、徹底的に断罪すべきだ。ムキー

 

 

後、同様な問題である、鹿児島県警本部長の不祥事隠蔽事件だが、百条委員会設置について公明党が有耶無耶な対応をしているようだが、何か警察に握られてでもいるのか?

 

 

 

この問題で、県警本部の説明が決定的にオカシイところは、昨年12月22日に元生活安全部長が本部長に盗撮案件の捜査の伺いを実際にやったかどうかという点の説明にある。

 

しっかり、頭に置いていないといけないことは、この12月22日は当然ながらこの問題が世間に明らかになる前であって、普通に通常の警察の業務として本田生活安全部長は本部長に伺いを立てていたに違いない・・ということだ。

 

つまり、通常の業務で伺いを立てたのに、それを本部長が「泳がせろ」とか「最後のチャンスをやろう」とか言って、盗撮事件を隠蔽しようとしたということが、本田氏をもって3月末に公益通報させたということなのだ。

 

それが多分事実であろうということは、この12月22日の本部長伺いを、県警本部が言うように『監察官』がやったのか、それとも本田氏がやったのかを冷静に見てみればわかる話だ。

 

 

まずこの事件の概要を以下の記事から引用する。

 

(上記から引用)

枕崎署の巡査部長だった30代の男は、19年9月以降、何度も女子トイレに侵入し、複数の女性に80回以上の盗撮を繰り返した。

 

事件が発覚したのは昨年12月。 枕崎市内の公園の公衆トイレを利用していた30代女性が個室扉の上部から差し向けられたスマホを発見、声を上げながら扉を開けたところ、白い車に乗って逃亡する男の姿を目撃した。

 

 被害報告を受けた同署がトイレ付近の防犯カメラ映像を精査した結果、犯行時刻にその車両を使用していた捜査員が特定された。

事件は速やかに解決すると思われたが、その後、なぜか捜査は終結する。

 

その理由について、本田氏が「本部長の隠蔽指示があった」と告発したのだ。内部告発文書には、署員による盗撮容疑事案の報告を受けた本部長が、「静観しろ」と指揮していたことが記されている。

・・・・・・・・・以上

 

 

ここにも明記されているように、事件は明白なほどの枕崎署の職員が関与した盗撮事件だ。

被害届も出ているので、枕崎署も放置はできないので当然捜査の直属の所管部長にこの事案について本部長指揮案件として伺いを上げるだろう。

 

これは、是非「百条委員会」で当時の枕崎署長に問いただせばいい。

 

県警の現状での説明では、なぜか本部長に伺いを上げたのは『首席監察官』だったという?

 

はあ?盗撮の事案は所管は生活安全部だということは、県警も認めていたはずだ。

 

もちろん職員の不祥事は、どう処分するかということについては『首席監察官』が所管するだろうが、この時点では、事件としてどう捜査するのかどうかを本部長に問うている段階であって、その結果本部長指揮案件として捜査が進み、罪状が明確になってから、内部の処分としてどうするのかが『首席監察官』のテリトリーであるはずだろう?

監察官が事件の捜査を所管するのか?

 

だからこそ、本田生活安全部長は通常のやり方として、本部長に伺いを立てたのだ。

 

そこと自体が通常の警察の捜査の有り様でなければ、わざわざ本部長に私が伺いを立てましたとか、そのような明らかに所管外と知れてしまうような「虚偽」の通報をしても何の意味もないはずだ。

 

県警の説明では、なぜか枕崎署長は『首席監察官』に口頭?で伺いを立て、それを受けた『首席監察官』は電話で所管が生活安全部であることを本田氏に確認したうえで、なぜか口頭で本部長に伺いを立てて、その結果を口頭(電話?)で枕崎署に伝えたら、枕崎署は何故か誤解して「捜査中止の2日間」を招いてしまった。と説明されている。

 

全く、小学生でもわかりそうな事実の隠蔽ではないのか?

 

鹿児島県議会の自民党や公明党の議員の頭の中はどうなっているんだろう?

 

こんな説明で、隠蔽はなかっとかいう「公安委員会」なるものはいったい何のために存在する?

 

 

詳しくは以下のブログに書いているので、関係部分を以下に引用しておく。

 

(以下上記から引用)

 

例えば、告発した本田氏は、「盗撮」事件が枕崎署から報告された23年12月22日に、直ちに県警本部長に「本部長指揮事件指揮簿」を作成して伺いを立て、結局「泳がせておこう」だとか「最後のチャンスをやろう」だとか言われて、本部長の印鑑がもらえなかった、と言っている。

 

だとすれば、その指揮簿が実際には残っていたはずだが、県警本部長はこの件で本田氏と会ったことは無いと言い、

県警も会見で、22日に「盗撮」事件で本部長に口頭報告したのが、盗撮事件の所管の部署でもない『首席監察官』であったこと。

そして、所轄署への本部長指示の連絡がミスって「捜査中止の2日間」が生じてしまって、所轄署からの再度確認の電話があって捜査再開の指示をしたが、その際の記録は取っていない、と言っているのだ。

 

都合の悪い書面は残ってないのだが、これって、如何にも後から取って付けたような事実経過の説明に思えてならないのだ。

 

この件については、昨日のブログでかなり詳細に、不可思議な点について言及したが、あえて、問題点を再度簡単に言えば、

 

「捜査中止の2日間」以降の所轄署の捜査なるものの動きを見れば、実態的には「泳がせる」「最後のチャンスをやる」と言った趣旨に従った動きにしか見えず、実際には捜査継続の動きは無いようにしか見えないのだ。

 

本田氏の供述が正しいのなら、彼は本部長の指示を正確にメールなどでも所轄署に伝えたであろうから、県警が言う「捜査の再開」は無かったとみることもできる。

 

所轄署は直ちに本部長指示の「盗撮」テーマの研修に取り組み、それを年内に済ませている。(指示があったのは12月の22日だ。そして、23,24日は土日で警察以外はお休みだ、年内に研修実施はかなりのスピードだと思う。)

 

年が明けて1月17日には、被害者立ち合いのもとに実況見分を行い被害届を作成となるが(この日付が県警の最初の会見では日時が間違っていたりしたが、それは何を示唆しているんだろう?)、これは捜査の継続というよりは、もともと12月に被害を訴えているので、流れとしての処理で「実況見分はして被害届は受理した」ということにしていたとも考えられる。

 

それが、そうだと思えるのは、教養という名の「研修」に犯人も参加させているし、3月19日に「犯人浮上報告書」が作られるも、本部長への報告はされないママとなっている。

というように、本当に捜査していてこの報告書を作ったならば、本部長へ報告するはずなのに、なぜか報告されていないという事実があることと、


わずか1週間後の3月25日発令の春の人事異動で枕崎署長が退職し、巡査部長は覆面パトカーで単独の外回りをおこなう警備課から、他の警察官と一緒にパトカーでパトロールすることが多い地域課に異動する。

という人事異動をしていることだ。

 

直ぐに「逮捕」するなどの処分をしなければならない職員をわざわざ「盗撮」しにくい職場へ温情的な異動をさせているという事実はどう考えればいいんだ?

 

「犯人浮上報告書」なるものがどういうものかはよく知らないが、それって、その報告書に基づいて犯人を逮捕するという本部長の指揮を得るためのものじゃないのか?

 

だとしたら、その後の異動などありえないとしか思えないし、5月になってやっと逮捕したなんてことになること自体がおかしい話だろう。

 

そして、実際に県警がこの盗撮の巡査部長の「逮捕」に動き出したのは、5月以降だということは県警も認めていることなのだ。

 

つまり本田氏の告発が明らかになり、まともに捜査に着手して証拠固めをして「逮捕」したのは、全て5月からだという事実。

 

その処理の素早さから考えても、12月末から4月いっぱいまで、一体捜査継続と言いながら何をしていたんだろう?ということだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・以上

 

鹿児島県警には、是非教えて欲しいのだが、職員の不祥事案件はもともと『首席監察官』が本部長伺いをする決まりにでもなっているのかね?

捜査を実質的に指揮監督する任が『首席監察官』にあるとしたら、所管部の職員さんは職員不祥事件の直属上司は部長じゃなくて『首席監督官』なんですかあ?

とっても大変ですね鹿児島県警の『首席監察官』は・・・

 

だとすれば、これまでの職員不祥事事件の本部長指揮伺い簿を是非とも公開してもらいたいもんだ。

 

直近では、この盗撮事件は、本田氏の告発文が「家宅捜索」で発見された4月8日以降、なんだかパタパタと捜査が進んだようで、5月1日から本部長指揮になったようだけど。その際の本部長伺いは『首席監察官』になっているんでしょうね?

 

 

 

 

両手両足の痺れ感も一層強くなって、なかなか眠れなかったので、パソコン持ち込みが難しい入院でもあるので、夜中だけど急いで思いついた点だけ書いた。

 

入院中はスマホなので、自由には書けないかもだが、まあ時間はあるので、そこそこアップしていきます。