木目込み三人官女③ | 死ぬために生きてゆく

死ぬために生きてゆく

この世に生を受けて61年。人生を振り返ったり今の喜怒哀楽、思いつくまま、気の向くまま、(いつか)死ぬまでの日々を綴ってみたいと思います。

いよいよ衣装の木目込みも最終段階、残すところは袖のみ。

袖が一番難しかった。

カーブも多くてね。

 

でも、なんとか出来上がりました。

 

 

次は、手をくっつけます。

その前に手を差し込む穴をあける。

手は、右手と左手があります。

彫刻刀で慎重に、少しづつ穴をあけていきます。

 

 

袖から出る長さが短すぎず、長すぎないように穴をほじっていきます。

 

パーツは適宜はさみで切って短くして、それぞれの官女は持ち物が違うので、持ち物に合わせて手の向きも微調整。

こんな感じですね。

 

さて、次はいよいよ頭。

その前に、頭に飾りを差し込むのですが、髪の毛をかき分けて既にあけられている穴を探す作業がなにげにエグい。

 

 

飾りを挿し終わったらボディに差し込みます。

そして、髪の毛を整える。

ついていた薄紙で髪をまとめみると…結構毛先がバラバラでした。

 

 

なので、切り揃えてまっすぐにします。

 

 

 

完成しました。

10年以上放置されて、ようやく完成した三人官女。

 

 

 

貧しいひな壇もちゃんと整えようと思っていたけど…力尽きた。

 

 

ひな壇の体裁を整えて、お雛さま・三人官女・左右大臣をそれっぽくちゃんと飾り付けるのは…来週です。