決着をつけに行く。


私の好きな人には、別の好きな人がいる。

彼は一生振り向いて貰えないとなにか確信を持って語っていたけど、それでも彼は愛し続けるのだろう。

それほどまでの愛情を私に向けてくれたなら、どんなによいことか。

私は彼を愛してしまったのだ、と、ふと思った。


けれど、もうおしまい。


私は私を愛してくれる人を愛することにした。

この片思いの記憶は葬る。

今日はそんな恋の終わりの誕生日。バースデーケーキはぐちゃぐちゃに崩れている。


私は彼に愛されない。

けれど、未だに残るのは、力になりたい、という彼が彼であることを条件にした愛情みたいなもの。

恋人にもその旨を伝えて、了承をもらった。