今朝は早めに行動。

       ここシュルナックから隣の県”SIIRT(スィールト)へ移動するためだ。

       18箇所目に突入。

       何だかんだでシュルナックには6日間も滞在。 

       何もないと思っていたこの町も、結果的にはいろんな収穫もあったし、ここを起点に日帰りで行ったり来たり。

       トルコと言えども、勿論日本と言えどもイメージのわかない土地はあるもので、シュルナックやスィールトの僕にとってはまさにそれ。

      

       スィールトに関しては今回最低限”ビルヤン”という名物があると聞いたので、それは確実にゲットできそう。

       そういうものが一つでもあると、安心できるのである、内心、、、、。

       

      

       乗り合いバスでかれこれ3時間。

       2時間と言われていたが、これまたいつものように遅延。

       

       着いてすぐにホテル探しをするわけだが、今回はかなりてこずった。質の割りに値段が高いのだ。

       安ければ汚いし、良ければ高い。

       当たり前の話なのだが、土地土地によってこのスタンダードに違いがあるのだ。

       15TLというかなり安い部屋に決めようかと思ったが、今日の予想以上の暑さで独房のような狭っ苦しい部屋でとても耐えれない。

       結局35TL(2100円)という、予算オーバーの部屋に決めた。

    

       結局予算のかなりの割合をホテル代が占めるということになってしまうのだ。

       

       まあ移動しながら、節約出来るところはするって決めているからいいのだが。

 

       ホテルに落ち着いて、夕方散策していると、乾物屋さんにずらりと並ぶピスタチオが目に入った。

       店主に伺うと、

       ”スィールトのピスタチオは有名で、ガゼアンテップのものと比べると、実も丸々太っているし、脂分も少ないからとても食べやすいんだ!”との事。

     

       もちろんトルコでもピスタチオ=ガゼアンテップのイメージは確立されている。勿論150年以上の歴史があるからいたしかたない。

       

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        こうして質によって値段が違うわけで、下のものは最高級らしくキロ25TL。上のものよりははるかに上のクラス。

        粒の中には自分の力で割れないものがあったりするし、その他悪いものもはじいた選定済みのもの。

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        今年の収穫は9月頃から始まるが、これは昨年のもの。

        粒もそろって、色もいい。

        こういうのは気軽に味見できるし、1TLから気軽に買う事ができる。

      

        全国を歩いていると、こうして乾物屋・ナッツ屋にも特色がある。

        チョルンでは”レブレビ”と呼ばれるヒヨコ豆が有名だし、カルスやウードゥルでは”長めのひまわりの種”が有名。(チョルン、カルス参照)

       

        ナッツ類においても、その土地土地でよく取れるものが、こうして日々の食文化として定着している。

 

        そういう違いを見れたり出来るのがすごく楽しみなのだ。

        

        日本とトルコだけでなく、トルコ内での違いを見つけるのも、僕にとっては一つの快感になっている。

 

        意外な名物との出会い、ひょんな出会いが益々僕を狂わせる!