本日真冬の札幌から、東京調布のわが町にデカい荷物が届いた。
初めて見るが、次の相棒となるオートバイだ。
ということは、中古車であるにもかかわらず、
未だ現車を見てもいないし当然エンジン音も聞いてない。
と、書いていて更に気がついた。
そのメーカーのオートバイには触れたことさえなかった…
ん?さらに気がついた。
そういえば、昨年嫁に出したGSX1400Zも購入したときに大分まで引き取りに行っだのだけど、
試乗はおろか現車確認はせずに郵送契約だった…
やってきたのは、空冷最終のフラットツイン’13年モデル。名称はBMW R1200RClassicという。
実にオタクなおっさん御用達なチョイスだと、
笑いたいヤツは笑え。負けずに私も笑おう。
全くもって、摩訶不思議なオートバイだ。
テレレバーなどというフロントサスペンションに、水平対向2気筒エンジン。
S1000などと違いRシリーズは、レーシーなイメージとは程遠い…だけじゃないテージン!
加齢臭さえ漂いそうだ。
それもそのはず、この水平対向エンジンはなんと90年以上経ってる。いや、進化はしつつだけどもね。
'59年式VWのタイプ1に乗っていたことがある。
1番に気に入っていたのは、空冷水平対向エンジンの音だ。パルス感のあるビートルサウンド。
空冷エンジンは軽く、低回転のトルクが厚い。
それ故、プロペラ機のエンジンに転用される事が多い。
そう、あの音だ。
誰かが言ってたんだ。
『フラットツインで高速をたんたんと流してると、飛行機に乗ってる気になるんだ。』と。
これを味わいたいと思ってた。
そういえば、かつてBMWは飛行機メーカーだったっけ。
ブルーとホワイトのエンブレムはプロペラをデザインしたもの…
飛びます。飛びます。
だけどまだ、崖からは飛ばない程度には飛ばしたいね。