Discoveryチャンネルを見てたら、心霊スポット調査隊という米国のテレビショーを放映していた。

幽霊が出ると噂の現場にビデオカメラや録音機、電磁波測定器、レーザー温度測定器などを用いて現象を探るという。
番組が言うには、心霊現象には2種類あるのだそうだ。単に過去の再生を繰り返している場合とそうではない場合とだ。

そうでない場合では、何かが質問に答えたりするらしい…
この番組では、“声”を録音するために質問をするのだけども『なんとか言え!』などと罵倒したり『椅子に座るんだ!』と命令するのである。

日本の感覚からすると、ちょっと恐ろしい。
米国では幽霊のお持ち帰りということは無いのだろうか。
宗教観が一神教の国と側からみれば無宗教と誤解される日本の感覚がこれほど違うとは…

しかし、当たり前なことだけど今迄気付かなかったことがあった。
声にしろコップを倒すにしろ、必ず必要なこと。
其れは、エネルギーが必要だということだ。

番組の検証では、電磁波測定器のレベルが雷などで急激な上昇を見せたとすると、そのタイミングで音声が録音されていたりする。

電磁波は直接的に通るという。見通し線だ。
ある家の不可解な事象は、3階に集中していた。
隣の汚れた河川(電導率は綺麗な水では低く不純物が多い程上がる)を測定するとかなり高い電磁波を測定できた。河川は土手がある関係で1、2階では見れない位置にあり、3階はよく見渡せるのだ。

また、嵐の夜などに心霊現象が多発するという銀鉱山跡の心霊調査では、電導率の高い銀鉱脈が電磁波を集約しているらしい。と、測定器の計測値と不可解な現象の関連性を主張していた。

何かしらのエネルギーが高まったり、留まったりする場所は不可解な現象を増幅するようらしいというのが番組の主張だった。


もちろん、テレビショーだから科学的と言いながらも、突っ込みどころはあるのだけど、一部納得してしまう。

何かしらの残留物は、例えば人体なら血液検査や尿検査をすれば、何かしら見つかるだろう。 
エレベーターを利用した女性の香水は、彼女が降りても匂いは残るし、タバコの匂いは服や髪から消えにくい。
さらに温度が数度上がれば、匂いが鼻に付くことにもなるだろう。
また、衣服についた醤油の匂いは、乾けば薄れるが、湿度が上がるとまた匂い出すものだ。


淀んだ沼、使われなくなって久しい井戸、鉄筋コンクリート造の地下室…

{3992137A-098D-4317-8EA1-BDC2BE63B516}

よくいう霊道などというものは、電磁波の影響を受け続けている場所なのかもしれない。


さて、貴方の自宅の側に川や池、線路や鉄塔などはないだろうか。
もしかしたら、鉄筋コンクリートのマンションにお住まいではないか。
もし、不思議なことがあるのなら、一度電磁波を測ってみてはいかがかな…