オートバイでツーリングをしていて、野生動物と出会うことは北海道に限らず嬉しいものだ。

今回の北海道ツーリングでも、キタキツネや蝦夷鹿と出会えた。

だが、出会いたくない野生動物もいる。

ヒグマである。



今年は、本州において驚くほどツキノワグマの人的被害が多かった。

日本においては、エゾヒグマが北海道に、ニホンツキノワグマという固有種が本州、四国などに生息している。
ツキノワグマが最大でも200kgに対しヒグマは500kgを超えるものも記録されている。

日本においての熊の最大被害とされるのは、三毛別羆事件だろう。大正7年12月、苫前町三毛別において、一頭のヒグマにより7人の開拓民が亡くなり、3人が大怪我を負った。
死亡した中の数人は生きながら喰われた。
このヒグマの体長は2.7m、体重340kgの雄で推定7.8歳だったとされる。



ここ数十年でエゾシカが急増しており、比例してヒグマの数も増えているという。エゾシカの死肉でさえ餌にして冬眠する必要がなくなってしまった個体の増加が危惧されて久しい。ヒグマは、1.2年に一度で二匹の子を産む。一体、北海道で何匹いるのだろうか。いい加減な役所の調査など全く信頼出来ないとも聞く…

ヒグマは時速50キロで走ることが出来、木登りを得意とする。食性は雑食だが、ツキノワグマより肉食が強いとされるている。言わずもがな食物連鎖の頂点に立つヒグマ…
私たちは、彼らにとってランチなのだ。



拡大要

ツーリング途中、道路から約70m先に若いヒグマを発見した。若いが、子どもというより青年か。
推定120〜130cmくらいだろうと思われる。
この個体は、牧草地の牧草を食べている。あまり無いようだが、彼(彼女?)の味覚にあったようだ。

しかし、牧草地は人の手によるもの…


距離があるのと、オートバイということもあり撮影出来たが、地元の人によると、これすら人に慣れる事になるので控えるようにと注意されてしまった。しかし、正しいです…

場所や日時は関係者には伝えたが、ここでは差し控えさせていただく。

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