何はともあれ、「Getcha Back」を聴いてみよう。

 

本当にいい曲だ。ブライアンのファルセットが心に響く。
爽やかで、エバーグリーンな香りのする、
60年代初頭の若いBeach Boysが戻ってきたかのような、
そんな、“永遠の夏”をも感じさせてくれる名曲。

自分にとっても思い出深い曲だ。
洋楽に興味を持ち始めたあの頃('85)、あの夏、
僕はラジオの「The Beach Boys特集」をカセットテープに録音し、

それはもう繰り返し聴いていた。

(『FM STATION』て雑誌があったよね。僕はエアチェック小僧でした。)


録音した新旧のヒット曲の中でも、この曲はひときわ輝いていた。
その思いは、30年経った今でも変わらない。

また、この「Getcha Back」はずっとブライアンの曲だとばかり思っていたのだが、
実はマイク・ラブとテリー・メルチャーの共作なのだった。
ちなみにテリー・メルチャーは、Bruce & Terryにおけるブルース・ジョンストンの相棒。
夏をテーマにしたいい曲を結構残している。

さて、アルバム名はというと、その名もずばり、「The Beach Boys」。
デニス・ウィルソンが亡くなった今、もう一度原点に立ち戻り、

このグループの危機的状況をみんなで乗り切ろうぜ、というような意気込みを感じる...
のだが...

しかし、一般的な評価は恐ろしく低いようで残念だ。


(※Rate Your Music参照。…5点満点で1点台とは! これはひどい。)

プロデューサーにはCulture Clubの仕事で知られたSteve Levineを迎え、
これまでにない新しいイメージをも打ち出し、

AOR的な大人の夏のアルバムに仕上がっているのだが。

他人の評価はどうあれ、
僕にとっての「夏」のBGMは、これまでも、そしてこれからも、The Beach Boys。
そして「Getcha Back」。

 

 

 

・Getcha Back

 

 

 

・It's Just a Matter of Time